2006/1/15
今年は歩くぞ
今週から、また毎週日曜日夜の更新となりました。
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
年の初めに私はいくつかの目標を立てましたが、 その一つは「体重を減らすこと」で、目標値も自分で定めました。 食生活の改善と運動量を増やすこと、この２つが主たる方法です。 特に運動については、日常の行動ではなかなか難しいのですが、 「早足で大いに歩くこと」でそれを補いたいと考えています。
話は変わりますが、私は本屋さんの中を歩くのが好きです。 昨年秋葉原にオープンしたＹカメラのビルにある書店は広くていいですね。 当社の本社隣にある書店はペンシルビルなので、 色々な本を見るにはエスカレーターでフロアを移動しなくてはならず、 とても不便なのです。
書店のハウツー本や実用書コーナーには「あなたも簡単に××できる」 といったタイトルの本が並んでいます。 その中で、私は①ダイエット、②競馬、③英会話の３つが 「役に立たないベスト３（ワースト３か）」だと思っています。
『読むだけでキレイに痩せる』『ズバズバ当たる驚異の××馬券術』 『あら不思議、３ヶ月で英語がペラペラ』 こんな本が山積みです。
いま書店に並んでいるこの種の本のタイトルを控えておいて、 数ヶ月後にまた書店に行くと気づくでしょう。 以前の本はほとんど平積みコーナーから消えていて、 新しい同類の本に置き替わっていることに。
つまり次から次へと新しいハウツー本が出版されているわけです。 次から次へ、ということは、すなわちどれも・・・・
このうち競馬について言えば「そんなに儲かるんだったら、 本なんか出版せずに自分で馬券を買えばいいでしょ」で終わりです。 儲からないから、本を売って儲けようとしているだけです。
英会話について言えば、今の（英語とは無縁の）日常生活を続けながら、 本やＣＤだけでマスターしようと試みてもそれは無理です。
ダイエットも同様で、もしかしたら本に書いてあるとおりの生活を 続ければ体重を減らせるのかも知れません。 『朝・昼・夜の三食のメニューは・・・、酒の量は・・・、 ×時に寝て×時に起き、朝はこんな運動をして・・・」 しかし毎日の仕事に追われる生活を続けながら、 そんな理想的な生活パターンや日々の運動を実践するのは非常に困難です。 しかも、持って生まれた体質、という大きな壁が立ちはだかっています。
体質を変えるのは不可能ですので、とにかく私は今年の目標を達成するため、 「摂取するカロリー以上を消費するよう早足で歩く」を毎日心がけたいと考えています。 それでダメなら諦めましょう。
最後に笑い話を（実話です）。 ２年前、ロサンゼルスで見たアメリカのＴＶのニュース。 上昇している折れ線グラフを指して「カリフォルニア州では、 ダイエットに関連した食品や本などの売上げは、この１０年でこれだけ伸びました」 そして、その線に重なるように上昇しているもう一つの折れ線を指して、 「いっぽうでカリフォルニアに住む成人の平均体重もこれだけ増加しています」
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