2006/1/22

転んじゃいました

先週のある日、夜９時ごろ会社を出て帰路に。 「今年は歩くぞ」をモットーにした私は、２駅先の東京駅まで歩くことにしました。 スタスタスタスタ・・・ようし、脂肪を燃焼させるぞ、と意気込んで。

ちょうど須田町の交差点を過ぎた当たりでしょうか、 携帯メール着信を知らせる音が。 携帯を取り出してみると友人からのメールでした。 メールを読みながら歩くと人にぶつかる恐れがあるので、 時々前方に目をやりながら読み始めたのですが・・・

歩道に段差があったんですね、気づきませんでした。 それにつまづいてしまい、ドテッ。

いたたたた・・・幸いにも怪我はなかったのですが、スネを思い切り打ち、 かなりの痛さでした。皆さん、歩きながら携帯を見るのはやめましょうね。 特に暗いときは。

結局、歩くのは１駅先の神田までにして、電車に乗って帰りました。

つまづいた、と言えば先週のビッグニュースは何といっても堀江社長でしょう。 今後の調べで事実関係など明確になると思いますが、 これまで順風満帆で来た彼の人生も、大きな壁にぶつかったようです。

確かに「金儲けに走りすぎた」「ビジネスを性急に拡大しすぎた」 「自分の力以上のことをやりすぎた」といった批判は聞かれますが、 自分はベンチャーの騎士という立場にいると彼が自覚していたとすれば、 ある程度の冒険やギャンブルは不可避だったのではないでしょうか。

失敗した人に非難の声を浴びせることは簡単ですが、 自分がその立場に立ったときに冷静に物事を進められるか、 となると難しいと思います。

私自身は、今回の事件は単なる野次馬として見ているだけなのですが、 ＩＴ業界に対する世間の目が厳しくなる恐れがたぶんにあり、 その点ではとても辛く感じています。

しかし一方では、あれだけのバイタリティを持つ人は稀有な存在 だとも思います。 日本では、一度失敗すると再浮上はとても困難ですが、 もし今回の事件で堀江氏が罪に問われることがあったとしても、 （彼の人生哲学に共鳴するしないは別として） ビジネス社会で再び活躍できる場を与えられるべきだと思います。

私の『須田町事件』と同じで、堀江氏も 「今後は足元もしっかり見ながら歩いていこう」 と反省するような気がします。

まあ、それよりも法を犯してまで金儲けに走るのはやめましょうね。 私も歩きながらメールを読むのはやめますので（ちょっと次元が違いますけど）。

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