2006/7/2

のどかなズブ濡れの国

ちょっと早い夏休みを取っています。

高校時代からの友人と夫婦同士で計４人。 ヨーロッパのある国を数日間ドライブで回ろうという計画です。 その国とは・・・あまりメジャーではないところ、やや北の方にある、 羊・牛・馬などの牧場が多く牧歌的でのどか、 ヒントはこんなところでしょうか。答えは後ほど。

ちょうど我々５０台の半ばというのは「子供も独立したし、 これからは夫婦で旅行でも楽しもう。 特に身体が元気なうちに」という世代です。 今回のような、ある町で観光を遊んだあと６時間ドライブして次の町へ、 といった内容の旅行ができるのはあと１０年ぐらいかなあ。

成田発ロンドン行きの英国航空は満席状態。 我々と同じく、ロンドンで乗り継いで 他の国や都市へ行く人たちもたくさんいます。 アルプス三大名山めぐり８日間の旅、 のパンフレットを持った中高年の男女のグループ。 我々よりちょっと年上の感じの おじさん・おばさんたち、元気があっていいなあ。 でも機内ではもう少し静かにしてね。

ロンドンまで１１時間半のフライトですが、 私はまったく苦痛ではなく、 耳栓をして、その上からヘッドフォンで音楽を流し、 アイマスクをして何時間でもじっとしていられます。 食事のあと、そうやっていたらあっという間に６時間が経過。 正味４時間は熟睡できましたね。 エコノミー症候群など私には無関係。

ところで乗り継ぎとなったロンドンのヒースロー空港の何と不便なこと。 手続きの係員の仕事ぶりも手際が悪いし、 同じターミナル内の別便に乗り換えるのに、 その搭乗口まで「徒歩１９分」の表示。 途中の一部に動く歩道があるとはいうものの歩くしか方法がなく、 乗換え時間が短い人はどうするんでしょう。 我々は余裕があったので助かりました。 ある人に言わせるとヒースロー空港は 「増築に増築を重ねた老舗の温泉旅館」。 うまい！

そしてロンドンから約１時間のフライトの行く先は・・・ ダブリン。

そう我々はアイルランドを車で走り回る旅に来ているのです。 私にとって始めてのヨーロッパ。 大いに楽しめそう。

到着してまだ３日しか経っていませんが、 気がついたことを２〜３挙げてみます。

まず、雨が多い！　大雨にはならないのですが、 降ったりやんだりの毎日です。 晴れているからと言って油断してはいけません。 すぐにパラパラ来ます。そして驚いたことに、 傘をさしている人がとても少ないのです。 ちょっと降ってきたかな、という程度では傘使用率はほぼ０％。 おお結構降ってるな、だと３０％ぐらいでしょうか。 ザンザン降りにはならないのですが、 おそらく私の推測では、みな傘を持たないで出かけるようです。 降ったりやんだりだし、晴れているのに傘を持って歩くよりは 少々降っても濡れて歩いたほうがマシ、と考えているのではないでしょうか。 とにかくビッショリ濡れながら歩いている人の多さに驚かされます。

もう一つ驚いたのはガソリンの値段。１リットル当たり１．２ユーロ、 約１８０円もします。仕事で車を使う人は大変だなあ。 ダブリンなどの都市ではバスを初めとした公共交通機関が発達しているから いいでしょうけど、地方の人々はどうするんでしょうか。 物流のコストにもはね返ってしまいますし。

ということで今週はなんだか尻切れトンボになってしまいましたが、 来週も「私が見たアイルランド」を報告したいと思います。

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