2007/1/14

オレだって、と数万人が

毎年ラスベガスでは世界ポーカー選手権が行われます。 World Series of Poker, 略してＷＳＯＰ。 優勝賞金は昨年の場合１２００万ドル （約１４億円）で、毎年上位に入賞するのはその道のプロ。 賭けポーカーで食べている人たちです。

誰でも参加できるのですが、参加費が何と１万ドル（約１２０万円） ですから、腕に自信がなければドブに捨てるも同然です。 それでも毎年約８千人が参加、約１００億円が集まることになります。 そりゃあ十数億円の優勝賞金になるわけです。

アメリカを中心として、いま世界的に広まっているのが 「テキサス・ホールデム Texas Hold 'em」という種類のポーカーです。 Yahoo のアカウントを持っていれば、 同好の士たちとオンラインで対戦できます。 アメリカの Yahoo に入ってアメリカ人たちと対戦することもできます。 ２ドル、５ドルとお金を賭けますが、もちろんバーチャル・マネー。 実際には何も賭けずゲームとしてのポーカーを楽しんでいます。

しかしいくつかのポーカー専用サイトでは、 実際の金を賭けてオンライン対戦ができます。 もちろん違法です。 でも誰でもそのサイトに入って、 リアル・マネーでプレーしているのを覗くことはできます。 いやあ、凄まじいです。１回の勝負で数万円が簡単に動きます。 そういうテーブルが数十卓あるのですから、 毎回賭け金の約５％を手数料として受け取る主催者は 笑いが止まらないでしょうね。 でも日本でもアメリカでも違法であることには変わりありません。

２〜３年前、あるオンライン・ポーカーの主催団体が オンラインでのチャンピオン決定戦を開きました。 世界中から大勢が参加したのですが、優勝賞品はなんと・・・ そう、前述したＷＳＯＰの参加費（１万ドル相当）だったのです。 そしてオンライン大会の優勝者は 勇躍ラスベガスへ乗り込んだのですが・・・

優勝賞金数億円（当時）のその大会で、オンラインのチャンピオンが 何と優勝してしまったのです。 これがアメリカにおけるポーカー・ブームをさらに煽る結果となりました。 「俺と同じような、いつもオンラインで遊んでいる人が勝ったのか。 じゃあ俺だって、ちょっとツキさえあれば数億円が手にできるかも」

そう思った人が数万人はいたのではないでしょうか。 オンラインだけでなく、実際のラスベガスのカジノでも ポーカーのテーブルは大人気。 私も昨年、ベガスに行った際に実際に腕を試してきました。 とっても楽しかったですね。かなりの黒字を計上しましたし。 カジノの他のゲームと比べて（堅実にプレーすれば） お金もあまり動かず、賭け事をしているというより 遊びを楽しんでいるという雰囲気です。

ＴＶでもプロの試合を頻繁に放映していますし、 少々下火になったかも知れませんが、 アメリカでのブームはまだ続いています。 私もいつかは世界大会に出て・・・ ま、それはともかく、周囲にもっともっと ポーカーファンを増やしたいと思っています。 少しコツを覚えれば、暇なとき自宅のＰＣでオンライン対戦もできるし 楽しいですよ。あ、もちろんバーチャル・マネーでやってくださいね。

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