2008/4/20

ゴルフも人間性も超一流

ここ２週間ほど、週末になると寒かったり雨が降ったり強風だったりして、 計画していた「鎌倉の新散歩コース」をトライできず、 辛い思いをしています。 辛いのは散歩できなかったことよりも、 家でゴロゴロしながら競馬をやるハメになり、 経済的に大打撃を受けたことによるものですが。

きょう日曜日の夕方も、 競馬で負けて暗い気持ちでいたのですが、 それを吹き飛ばすようなすがすがしい気分になることができました。 それはＴＶで見た石川遼クンのゴルフ。

プロとして初の試合で５位に入るという素晴らしい結果も さることながら、 参加選手中ベスト５に入るほどの飛距離、 解説のベテランプロも思わず唸るほどの技術、 いったんスコアが崩れたのに 後半はそれを挽回する驚異的な精神力。 この人、本当に１６歳？

特にいつも感心するのが、インタビューでの受け答えです。 調子が悪かったり気分が乗らなかったりすることは 人間である以上必ずあります。 なのに常に微笑みながら、誠心誠意しかもハッキリした言葉で 答えています。驚嘆の一言です。

米国の一流プロ・スポーツ選手たちの中には、 マスコミ対応の特訓を受けている人も多く、 「こういう質問には、どういう表情で、 どんな言葉を使って答えるか」など、 専門家から細かく指導を受けています。 自分の言葉で、自分の感情を素直に表してしまうと、 とんでもない結果になる恐れがあるためです。

でも遼クンは凄い。 １６歳で自然にあのような話し方ができるのは、凄い。 すでに人間としての「芯」を持っているようです。 どんな職業に就いても一流になるのでは、と思わせます。 その上ゴルフがうまいんだから、凄い。

たぶんいずれ 日本ではやることがなくなるでしょう。 チヤホヤされすぎて自信過剰になってしまうか、 あるいは彼をメシの種にしようとする人々に囲まれて シガラミができてしまう前に、 早く世界へ飛び出して、 そこで新たな壁にぶつかった方がいいように思います。 その壁を崩せば、タイガー・ウッズと互角に戦えるほどの選手になること、 私が請け合います。何の影響力もありませんが。

ちょうどテニスの錦織圭クンがそういった道を歩んでいます。 小学生時代に実力を見出され、１４歳で米国に渡り、 現在はフロリダを拠点に活動。 まだ１８歳ですが、米国のツアーで優勝するなど着々と実績を積んでいます。

遼クンにも同様な道を歩んでほしいと期待しています。 彼のインタビューでの言葉からは 「いつかは米国参戦」の意思が感じられるのですが、 早ければ早いほど好結果になるはずです。

それにしても１６歳で、人格も素晴らしく、 ゴルフも超一流で、しかもルックスもよくて・・・ 何だか不公平だよなあ。

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