2008/5/25

読書に不適なカラオケ店

ＧＷのある日、東京駅近くの書店で本を１冊購入。夕方の約束までの間この本を読んで時間をつぶそうと考え、そうだ久々にカラオケボックスに行こうと決めました。昼間の時間帯は安いし、寝転がって読めるし、誰にも邪魔されないし。

健康のため２０分ほど歩いて神田へ。秋葉原と異なり、この辺りは祝日は閑散としています。以前行ったことがある店は祝日はお休みしていたため、別の店に入りました。１時間８０円、飲み物３５０円程度。これなら２時間いても５００円ちょっとで済む。

喫茶店でもよかったのですが、私はなぜか周囲の会話が明瞭に聞こえてしまう欠点（？）があり、なかなか集中できないのです。

半年ぐらい前だったか、横浜の喫茶店で翌日のＧ１レースの検討をしていると、私の横に男性二人組が座りました。若い方は普通のサラリーマン風、もう一人はちょっと危ない風の親父で、「オレはよう、もう何億円も現金で持ってるからよう、働く必要なんてねえんだよ」などとほざいています。

ああうるさいなあ。集中できない。「あ、ちょっと待ってろよ」と言った親父、携帯電話で何か操作しています。「いま小倉のナイター競輪、８万買った。絶対来るぞ。競輪は簡単だ。楽に儲かるぞ。その点、競馬はダメだな。当たらねえな」と言いながら、なんと隣で競馬新聞を読んでいる私の方を指差すのです。

失礼な！そりゃ当たらないけど。

しばらくゼニの話をした後、また「ほんと競輪は儲かるぞ。競馬は難しい。なあ、おにいさん、難しいよな」と隣にいる私に話しかけてくるではありませんか。

仕方なく「はい、難しいですね。当たりません」と（偽りなく）答えると「ほら、そうだろ。やっぱ競輪だよ。小倉の○レースは○－○で決まりだよ」

ああ、気分悪い。その親父の買ったレース番号と買い目を覚えておき、帰宅後インターネットで結果を調べてみました。その結果は・・・・・ハズレでした。やった！！

閑話休題。誰にも邪魔されずに読書しようと入った神田のカラオケボックスでしたが、失敗でした。

ＢＧＭ用にビートルズを２０曲ほど入れたのですが、演奏が始まると天井に取り付けられた赤・黄・緑の電球が点滅開始。チカチカして本など読めません。

電話で「あのお、このチカチカ、消えないの？」「はい、演奏中は自動的に作動するので消せません。お部屋の電気そのものを消していただければ、作動しませんが」

でも消しちゃうと暗すぎる。さあどうしよう。①チカチカの中で本を読む、 ②電気を消して暗い中で本を読む、③ＢＧＭなしで、隣の部屋の叫び声（歌声とは言えん！）を聞きながら読書する、 ④店を出る。

熟考の結果、出ました。

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