2008/8/3

コンピューターで正解だ

先週、ちょっとした不注意で右手中指に火傷を負ってしまいました。 痛みが一晩中続き、悲惨な一夜だったのですが、 右手を氷水に浸したまま左手だけでマウスを操作しキーボードを打つ、 というのはフラストレーションがたまるものでした。

まだ水ぶくれ状態は続いていて、ケロイド状になっています。 土曜日のゴルフはキャンセル。 日曜日は知人と場外馬券売り場に行く約束をしていたのですが、 「指に包帯をしたままではマークカードが上手に塗れないなあ。 今週は競馬を休め、というギャンブルの神様の意思なのかなあ」 と迷った末に結局は馬券売り場へ。

私、学びました。神に背くと大金が出て行くということを。

いきなり話は変わりますが、カタカナ用語に関しては、 末尾の長音記号を書くか書かないか、二つの表記法があります。

・　コンピュータ、ユーザ、マネージャ、サーバ
・　コンピューター、ユーザー、マネージャー、サーバー

皆さんはどちらが好みですか。あるいはどちらが読みやすいですか。

二十年近く前、私は技術翻訳の仕事をしていたのですが、 その頃の顧客だったＵＮＩＸ系のメーカーＳ社では 次のルールを用いていました。

・　原則として末尾の長音は省略する。
・　ただし「エラー」のように長音を書かないと３文字未満になる語、 および長音つきが日本語として根付いている語（たとえばペーパー） は例外とする。

この考えは今も続いているようで、Ｓ社のサイトを見ると今でも「サーバ」 「ユーザ」と表記されています。

ところがこのたびマイクロソフト社が、 原則として「末尾の長音はすべて付けて表記する」旨を発表しました。 これは国語審議会の報告に基づいた内閣告示に沿ったもので、 すでに新聞ではこのルールが用いられているとのことです。 「技術屋だからといって技術屋特有の表記をするのではなく、 新聞などで使われている一般的な表記に合わせましょう」 という考えのように思えます。

私もこの方針は大賛成ですね。 サーバよりもサーバーの方が発音に近いし自然だし、 何よりもウチの会社の社名が 【ジャパンコンピューターサービス】ですので。 日本政府から「社名表記を変えろ」と指示される恐れもなくなりました。

ところで面白かったのは、 そのマイクロソフト社の発表に対して Ｆ社・Ｒ社・Ｋ社など複数のメーカーや団体が賛同の意を表しているのですが、 それら企業のサイトを覗いてみたら・・・

あらあらＫ社は「当社のプリンタは・・」と表記しているではないですか。 これって・・・

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