2009/1/4

こんな時こそ品質で勝負

１月１日は家族で３年ぶりに江ノ島神社へ初詣。 以前よりも人出が多い気がしました。 不況のため、遠出しない人が多かったためでしょうか。 長い階段を登って頂上の神社まで行くのですが、 百段ほど手前で行列の最後尾につき、 頂上に着くまで３０分ほどかかりました。

でも爽やかな青空と澄んだ空気で 気持ちのいいウォーキングになりました。 自宅の最寄の駅、大船からモノレールに乗れば 僅か１５分でこんな場所に来られるのは嬉しい限りです。

翌２日は、正月も勤務しているメンバーに差し入れを届け、 午後は秋葉原に。 ヨドバシは相変わらずの盛況で、駐車場の表示は「満」。 大きな荷物を抱えた人で改札口は混雑しているし、 本当に不況なの？

世間で「景気が悪い」と言われ始めていた頃、 政府は楽観的な経済見通しを発表していて、 一般社会とのズレを感じていました。 ようやく昨年の終盤ごろには現実に気づいたようで 「実質ゼロ成長」など 厳しい見通しを発表するようになりました。

総理大臣も「百年に一度の不況」という表現を使っています。 本当は「未曾有の」という言葉を使いたいのに、 メディアの前ではこの単語は避けているのかも知れません。

確かに各企業は売上が伸びず、 多くの企業では賞与も減額支給となり、 市民も派手な消費生活を送ることはなくなったかも知れません。 でも私の実感としては、 「私が生まれてから５８年間で最大の不況か？」 と考えると「いや、それほどでも」というのが本音です。

だって子供の頃は皆もっと貧乏だったし、 お金を使わずに粗食で過ごす日々の連続でした。 給料も安かったはずです。それに比べたら・・・

日本経済の土台は我々中小企業が支えています。 特に我々ＩＣＴ業界の企業は、 地味ではありますが日本国内の重要なシステムの 開発や運用に携わっているのですから、 我々が元気を失ったら日本という国のシステムが崩壊してしまいます。 少々大げさかも知れませんが、 私はそれぐらいの自負を持って日々の戦いに臨んでいます。

今年の私のキーワードは「品質」。 厳しい経済情勢の中、 ともすれば業界全体が値引き合戦になってしまいがちです。 でも「安いから」だけで選ばれたとしたら、 短命に終わるのは明白です。 より廉価の競争相手が現れるまでの命なのですから。

ウチの会社はあくまで品質にこだわります。 質がいいから、コストパフォーマンスが高いから、 という理由で顧客に選んでいただき、 さらなる満足感を顧客に与えられる組織であり続けます。

不況だ不況だ、と言われれば言われるほど やる気が漲ってくる、 そんな２００９年の正月でした。

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