2009/5/31

思い出が走馬灯のように

ちょっとプライベートな話になってしまいますが。

今度の土曜日、ウチの一人娘が結婚します。 ２８年間、私も楽しい時を過ごすことができました。 小さかった頃の思い出がたくさんよみがえってきます。

すべり台から落ちて救急車を呼ぶ騒ぎになったのは ３歳の頃だったか。医者から「こんなの全然たいしたことない」 と言われホッとしたっけ。

幼稚園の学芸会で演技している姿を見て、 涙が出るほど感動したなあ。あの頃は素直で可愛くて、 「今度の日曜日、どこに行きたい？」 と聞くと、間髪を入れず「ケーバジョー」と答えていたっけ。 まあ、そう言うように育てたってこともあるけど。

競馬場内にはブランコなどを備えた遊び場がいくつかあり、 ポニーにも乗せてもらえるし、一日中二人で楽しく遊んでいました。 不思議なことに娘と行くと馬券も好成績。 帰りに新宿の喫茶店（その名もポニー）でケーキを食べて帰ったなあ。

「競馬場が好きな娘」を持てて嬉しかったんだけど・・ ある日、東京競馬場を出る時、いつもとは違う出口から帰ろうと 二人で歩いていると、その出口の近くにもブランコやすべり台が。 それを見た娘、「ねえ、パパ。ここにもケーバジョーがあるよ」

ああ、そういうことだったのか。 ケーバジョーってそういう場所だったんだ、娘にとっては。

なぜか小学生ぐらいまでの出来事ばかりが思い出されます。 本当に楽しい日々でした。

中学校に入った頃からは、わりとドライな関係になったのですが、 それは私の主義でもありました。 一般的な親、特に「一人娘を持つ父親」とは異なり、 親子というよりは大人と大人の人間関係を作るように努めました。 「自分の人生は自分で決めるように」ということを 常に話してきたつもりです。

たとえば、結婚相手とは昨年の正月に初めて会ったのですが、 その直前の娘との会話は・・・ 「今度、彼氏を家に連れてきて紹介したいんだけど、いい？」 「いいよ。結婚する予定なの？」「うん、たぶん来年には」 「へえー、そりゃあよかったね」

こんな感じでした。

相手の男性とはその後数回会ったのですが、 とてもいいヤツで、話が弾みます。 広い意味ではウチの会社と同じ分野の仕事をしているので、 いつも仕事に関連した話の方に行ってしまうのですが。

唯一残念なのは、私と違ってホッソリしていて全然メタボ感がないこと。 小学校の頃「パパみたいな人と結婚する！」って言ってたのに。

彼に関して心配なことはただ一つ。 会うたびにだんだん競馬が好きになりつつあるような気がするのです。 私と話を合わせるためだったら必要ないのに。 できれば私と同じ苦難の道は味わってほしくないなあ。

いずれにせよ、何とか結婚にまでこぎつけたので、 親としての務めは一応果たせたかなと思っています。 土曜日、いっぱい泣いてきます！

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