2009/6/7

寂しくないと思ってたら

予想していたほどは泣きませんでした。娘の結婚式と披露宴。 単に予想が下手、ってことですね、競馬と同じで。

ちょっと感傷的になった瞬間があったのですが、 それは娘からの手紙の朗読でもなく、 花束贈呈でもなく、予想外の出来事があって・・・

いずれにしても無事に終わってホッとしています。

新郎とはすでに気さくに話し合える関係になっています。 式の当日も控え室で・・・

私：　けんかはよくするの？
彼：　結構しますね。よく叩かれるんですよ。それで僕が折れます。
私：　あ、そう。ごめんね。
彼：　お父さんのところは、けんかは？
私：　ほとんど、全くと言っていいほど、しない。
彼：　へぇー、亭主関白なんですか？
私：　いや、亭主関白でもカカア天下でもなく・・
彼：　それでけんかしないんですか。いいですね。
私：　キミのところは、もうカカア天下確定みたいだね。
彼：　はい。もう手遅れです。仕方ないです。
私：　今度ゆっくり悩みを聞いてあげるね。

なんか、彼に申し訳ないなあ、 そんなに気の強い娘に育ててしまって。

まあ、でも仲がいいからけんかするのだし、 色々な夫婦がいていいのではないでしょうか。 ちょっと無責任かな。

翌日曜日は家内と二人で鎌倉の一角を散歩し、 美味しい蕎麦屋で昼食を取り、 近くのショッピングセンターで少し買い物をして、 馬券を買ったらすべて外れた、という普通の 休日を過ごしました。

娘がいなくなってもこうして穏やかな一日が過ごせるし、 特に寂しさを感じることはありませんでした。

昼間のうちは。

夜遅くなって、家の戸締りをしたとき、 「あ、もう娘は帰って来ないんだ」と思ったら、 何だか急に寂しくなってきて・・・ ２８年の間、毎晩顔を合わせてたんだもの。 その「当然」が急になくなって・・・

これを乗り越えるのはしばらく時間がかかりそうです。

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