2009/12/20

今も活気ある町がお手本

２００９年もあと１０日ほどで幕を閉じます。

一人娘の結婚、という大きなかつ感激的な 出来事はありましたが、 それ以外は、特に仕事の面では非常に厳しい１年でした。

でもウチの会社だけではないし、 ウチの業界だけでもないし、 今が我慢のしどころだとは思うのですが、 日本中がやや元気を失くしつつあるのがちょっと 心配です。

どの業界の人と会っても景気の悪い話ばかりで、 この状況は最低１年は続くと見込んでいます。 ですから、悪い悪いと思わずに、 それが普通だと思って過ごしたいと考えています。

金曜日にウチの社員数名と別業界の方々と話しをしていて、 東京の江東区にある砂町銀座商店街の話題になりました。 私も１９７７年ごろその近くに住んでいたので 懐かしく思い出したのですが、 今もその商店街は活気に溢れていて 「シャッターを降ろしたままの店が一つもない」 という今の時代には珍しい町だそうです。

商売のやり方や町ぐるみでの工夫が成功している例なのでしょう。 私の住んでいる大船駅近くの商店街も元気なのですが、 砂町銀座とは異なり、 小さな店は淘汰されてドラッグストアのチェーン店がオープンしたり しています。 昔ながらの小規模な小売店は本当に大変だと思います。

そう言えば家電メーカーや通信会社のＴＶのコマーシャルで、 ちょっと首をかしげてしまうものがあります。 製品やサービスの内容を簡単に説明し、 最後のテロップが「詳しくは家電量販店にお尋ねください」 なのです。

うーん、何で量販店なんだろう。 町の電気屋さんじゃダメなの？

以前から「お近くのスーパー、コンビニで」 というＣＭはありましたし、 この分だとそのうち薬や化粧品のＣＭは「お近くの大型ドラッグストアで」 になったりするのでしょうか。 勝ち組と負け組がどんどん生まれてきそうな気がします。

その中で３０年前と変わらずに 元気な小売店が集まっている商店街はとても貴重ですし、 これからも頑張ってほしいと願っています。

厳しい状況は続きますが、 我々も懸命に工夫して、また元気だけは失わずに乗り切っていく覚悟です。

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