2010/1/31

やっとプロ野球が国際化

朗報です。十年越しの私の願いがようやくかないそうです。

たいした話ではないのですが。

先日の報道で、「今年から日本のプロ野球も、 ボールカウントを『ストライクよりボールの方を先に言う』ことに なる」とのこと。 あくまで試合中の審判のコールについての決定なのですが、 おそらくテレビ・ラジオの中継もその方向に動くでしょう。

世界中で日本だけでした。ツーワン（２−１）と言えば 「ツーストライク・ワンボール」を意味していたのは。 どういう経緯でそうなってしまったのか分かりませんが、 日本発祥のスポーツではないのですから、 当然日本も世界標準に合わせるべきでした。

テレビ中継の画面表示もボールが先になるように変わるでしょう。 最初のうちは混乱するかも知れませんが、 数年のうちに慣れてしまうと思います。

問題は日本国内の野球場のスコアボードですね。 これを改造するには多額の費用がかかるので、 簡単にはいかない可能性があります。 プロ野球機構が積極的に動いて、 経済的な問題を解決してくれると嬉しいな。

でもボールを先に言うことを日本中に徹底するとしたら、 これは大改革です。 2001年に、競走馬の年齢を「数え年」ではなく「満」で 言うように改革したこと（これも世界標準に合わせるため） に次ぐヒットですね、私の中では。

スポーツの話題をもう一つ。 私の大好きな米国のフットボール、ＮＦＬの チャンピオンを決めるスーパーボウルが いよいよ１週間後に迫りました。 応援してきたインディアナポリス・コルツが 勝ってくれると期待しています。

そういえば昨年のスーパーボウルは米国サンノゼの 友人宅でＴＶを見ていたのでした。あれからもう１年か。 早いものです。

先日、ＮＨＫ−ＢＳで放映されているＮＦＬのニュース番組で、 ユーモラスなシーンがありました。 その内容を説明する前に、フットボールの得点について ご存知ない人も多いと思いますので、 簡単に記号で表して説明しておきます。

　【ＦＧ】は３点
　【ＴＤとキック】は７点
　【ＴＤと２PT】は８点

これだけ知っておいてください。

その番組では、試合中の選手の会話を録音し映像とともに流していたのです。 試合途中の１シーンで、そのチームは３０対１９で負けています。 以下、選手の会話。

　Ａ：　えーと、どうすれば追いつけるんだ。
　Ｂ：　【ＦＧ】と【ＴＤとキック】だと・・・ダメかな。
　Ａ：　【ＦＧ】と【ＴＤと２PT】で・・・逆転か。いや、同点か？
　Ｂ：　うーん、たぶんそれでいけるんじゃないかな。
　Ａ：　そうか？ ちょっと複雑すぎだな、これは。

こんな内容のことを、真剣な表情で計算しながら話していたのでした。 確かにユーモラスでしたが、これほど計算力がないということを 全米に報道しちゃっていいんでしょうかねえ。 ヘキサゴンじゃあるまいし。

ご意見・ご質問のある方は、ぜひメールでお寄せください。必ず返信します。
toshiki.karasawa@nifty.com
私の会社のアドレス宛でも構いません。なおお送りいただいたコメントは本ページで（お名前は出さずに）紹介させていただくこともありますのでご了承ください。