2010/10/31

豪勢なのに食券、は疑問

秋葉原近辺にラーメン屋が数多くできて、 いまや激戦地の一つになっているようです。

私は麺類と言えば日本蕎麦の方が好みですし、 昼食は時間節約のため立ち食いソバが多いのですが、 ラーメンも月に2〜3度は食べています。 そのラーメンに関して不満に思うことが二つあります。

一つは「大盛りでも同じ値段」という店。 こんな熟年のオッサンは大盛りなんか食べられないよ。 食べたらカロリー摂取しすぎだし。

隣で大盛りをガツガツ食べている若者に対して私は、 「大盛り無料って言ってるけど、 そのコストは並盛りを食べてる私が払っているんだぞ」 と叫んでいます。心の中で。

中には「大盛り、または何かしらのトッピングが無料」 という店もあります。そういう店には好感が持てます。

もう一つの不満は食券。

最近のラーメンは、スタンダード・タイプでさえ 7〜800円で、「全部乗せ」に代表されるような 各種トッピングを加えると千円を超えることも 珍しくありません。

私の世代では、千円を超える昼食というのは、 豪勢! というイメージが強いのです。 豪勢なラーメンに千円を支払うのは我慢できるとしても、 豪勢な昼食なのに「自販機で食券を」というのは 少々抵抗があります。 今はほとんどの店が食券制。 480円の立ち食いソバじゃないんだから、 もっと客を丁寧に扱ってよ、 と言いたくなります。

でも習慣というのは恐ろしいもので・・・ 先日、秋葉原のYカメラの8階にある ラーメン屋に1年ぶりに行きました。 味はマズマズ。しかも無料サービスの選択肢には、 大盛り以外にゆで卵やデザートなどもあり、 エラいっ!

満腹になり、「ごちそうさま!」と声をかけて 店を出たのですが、 2〜3歩のところで店員に呼び止められました。

料金後払いの店だったのです。

「ラーメンは食券。食べたらそのまま店を出る」 が身に付いてしまっていました。

「ごちそうさま!」と言ってよかった。 ゆっくり歩いてよかった。

もし黙って、しかも早足で店を出ていたら・・・ 食い逃げと思われたかも。

そして警察に連れていかれ、 いま評判になっている警察・検察の厳しい取調べを受け、 「ここにサインすれば帰してやるから。 奥さんも待ってるんだろ」のセリフに負けて 調書に署名し・・・ああ、すべてを失ってしまうのか。

やっぱ立ち食いソバの方が安全だな。


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