2010/12/26

５時間の激痛に耐えた日

年末になって、ひと騒動起こしてしまいました。

先週の月曜日、出勤途中にわき腹が痛み出しました。 筋肉痛のような感じ。 でもまあ、そのうち治るだろう。

午前中は会議だったのですが、痛みが引きません。 体を伸ばしてみたりいろいろ試みたのに効果なし。 会議中はほとんど上の空で、 たぶん私の発言はトンチンカンだったかも。

会議が終わってちょっと横になってみたのですが、 痛みは増すばかり。 社員の一人が「筋肉痛のような痛みでも内臓から来る ケースもあるようですよ。病院へ行った方がいいのでは」

そうしましょう。もし入院ということになったら 自宅近くの方が便利なので、まずは大船に戻ろう。

東京からの東海道線は地獄でした。 過去に味わったことのない激痛で、 横浜に着くころ「電車を降りて救急車を呼んでもらおうか」 と思ったりもしたのですが、 どうせもうすぐ病院に着くと思って我慢しました。

大船からタクシーで５分。自宅近くの総合病院に駆け込み、 救急受付をして待合室へ。 １５分ぐらい待たされたでしょうか。 その間も、痛くて痛くて、 ドアを破って「早く診てくれ！」と叫びたいぐらい。

ようやく医師から「どうぞ」の声がかかり、 ヨロヨロしながら診察室に入ります。 問診の後、「では、そこに横になってください」 と言われて診察台に横になったのですが・・・

あれっ？ 変だぞ？ どうして？

痛みが引き始めたのです。

なんだこれは？ 魔法のベッドか？

その後、エコー検査や尿検査を受け、いったん退室。 本当に不思議で、痛みがなくなっています。

しばらくして再び医師に呼ばれ、 いよいよ診察結果を聞くことに。 何だか不安だなあ。重病だったらどうしよう。 もう痛くないんだけど。

「これは、石ですね」 「はあ？」 「腎臓結石です。腎臓はわき腹の後ろの方に あるので、石が当たって痛かったのでしょう。 石の場所によって痛みが強くなったり弱くなったりします」

ああ、そうだったんですか。 もうその頃にはすっかり落ち着いていたので、 「石が当たって痛かった」という医師の話に 「でも馬券は当たらないんですが」と返そうかと思った のですが、飲み込みました。

たぶん２週間以内に尿と一緒に出てくるでしょう、 とのことで、出やすくする薬と万一のときの痛み止めの薬を もらって病院を出ました。

帰宅後、ある病院のサイトを読んで勉強したのですが、 一度結石になると再びできる可能性が高まるようで、 それを防止するためには、大量の水分を摂取する必要があるようです。 １日に２リットル。

いや、ちょっと待てよ。もう一度読み直すと、 最低２リットルの水分を摂るのではなく、 最低２リットルの尿が出るように水分を摂れと書いてあります。 うーん、こりゃ大変だ。そんなに飲めないよ。

何はともあれ、痛みの原因が分かったし、 あとは石が出てくるのを待つばかり。 まだ体内のどこかを彷徨っているようです。 あれ以来、まったく痛みは感じません。

いつ痛くなってもいいように痛み止めは常に持ち歩いて いるのですが、もし大船にいて痛み始めたら・・・ もちろん薬を飲むよりもまず病院に急行して、 あの３番診察室の魔法のベッドに寝かせてもらいます。

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