2011/1/23

慈善活動の広がりに思う

ちっとも知りませんでした。

タイガーマスクという漫画の主人公は、 自身が孤児院の出身で、 ファイトマネーの一部をその施設に寄付 し続けた心優しいプロレスラーだった、ということを。

漫画はほとんど読まない私は、 単なるプロレスラーだと思ってました。

実は数年前に、ある馬主が競走馬をデビューさせる際、 「この馬が賞金を稼いだらすべて恵まれない子供たちに 寄付する」と宣言。調教師、そして騎乗する騎手も それに賛同して、本来自分たちが受け取るお金の 大部分を寄付しました。

そしてその馬に付けた名前が・・・・タイガーマスク。

この名前を聞いたとき私は思いました。 「せっかく慈善事業に協力しようというのに、 なんで漫画のプロレスラーの名前なんか つけるんだろう。 もっといい名前があるだろうに」

ああ、よかった。他人の前で 「変な名前だ」なんて口にしなくて。 言ってたら恥をかいていたかも。

結局タイガーマスク号は期待したほどの活躍はせず、 通算４勝で今年１月に引退しましたが、 ある資料によると、それでも合計1800万円を 施設に寄付できたそうです。

ここ数週間、 タイガーマスク運動が全国に広がりましたが、 こうした慈善活動が広がるというのは、 ある意味で社会が成熟している証だと思います。

米国に比べると、底辺も規模もまだまだ差は あるようですが、 それでも特に近年、プロのスポーツ選手などが 慈善活動を積極的に展開しています。 先日もあるプロ野球選手が施設の子供たちを サポートする様子がテレビ番組で紹介されて いましたが、とても素晴らしい内容でした。

大きな災害が起こった際にも、 被災地の方々を援助する活動が全国的に 起こるようになってきています。

ウチの会社も間もなく創業三十周年を迎えますが、 これまでは社会奉仕活動は特に行ってきません でした。 私個人としても、そして企業としても、 今後は何らかの形で具体的に活動しようと、 いま計画を練っているところです。

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