2011/7/10

呟いてストレス発散か？

いま米国で行われている U.S. Women's Open で、 日本の宮里美香と宮里藍が２日目を終わって１・２位と 大健闘しています。 日本時間の月曜日朝には最終結果が出ているかも知れません。

私は宮里美香を応援していて、 彼女のツイッターのフォロワーでもあります。

私がフォローしているのは事業家と スポーツ選手数名ずつだけ。 特に米国を主戦場としている選手の ツイッターを興味深く読んでいます。 ゴルフでは宮里美香・上田桃子、 野球では松坂大輔・上原浩治などです。

家族を同伴せず単独で異国の地で戦っている 選手にとって、ツイッターで日本の人たちと メッセージを交換することがストレス発散に なっているのでは？ と思うこともあります。

たとえば上原投手。最下位をひた走る オリオールズに所属しているのですが、 チームの弱さを嘆いたり、 それでも自分はキッチリ役目を果たすぞと 自分を奮い立たせたり、といった手段に ツイッター（およびブログ）を使っている ようなフシがあります。

ある日のつぶやきは・・・前日まで イチローが所属するマリナーズとの試合 だったので、日本の取材陣も大勢いたのですが、 相手が変わったらとたんに・・・

上原「昨日まであんなにおったのに今日は全然おらん。 やっぱりイチローさんが目当てなんだな」

それに対して某テレビ局のアナウンサーが 「上原さん、応援してます。日本のメディアが 少なくなっても、めげずに頑張ってください」

すると上原は「少なくなったんじゃないんです。 いないんです」

宮里美香と上田桃子は現地でもよく行動を共にしている ようですが、ちょっと首をかしげてしまうような つぶやきも見られます。ある日のこと、遠征先で・・・

上田「きょう晩御飯、一緒に行かない？」
宮里「いいよ。何時ごろ？」
上田「じゃあ６時にホテルのロビーで」
宮里「私の車で行く？」
上田「ありがと」
宮里「ヤニにも声かけてみるね」
　　（注：現在世界No.1、台湾のヤニ・ツェンのこと）

これって、二人でメールか携帯電話で会話すれば いいのでは？ なんでわざわざ世界中の人が目にする ツイッターを 使っているのでしょうか。単なる遊び心なのか？

18歳で単身渡米して現地で指導を受け プロになった 宮里美香にとって、アマチュア時代から よく知っているヤニ・ツェンの活躍が大きな 刺激になっているようです。 「ヤニが出来るんなら、私にもできるはず」 という意気込みで戦っています。

優勝争いを何度か経験しないと実際の優勝を 手にすることは難しいと思いますが、 常に挑み続けている彼女には、いつか 大きなタイトルをつかんで欲しいと思います。

自分の気持ちを安定させたり、何らかの ストレスを発散させたりするために ツイッターを使っているのであれば、 それもヨシとしましょう。

ご意見・ご質問のある方は、ぜひメールでお寄せください。必ず返信します。
toshiki.karasawa@nifty.com
私の会社のアドレス宛でも構いません。なおお送りいただいたコメントは本ページで（お名前は出さずに）紹介させていただくこともありますのでご了承ください。