2012/8/12

アップグレードに大注目

ロンドン五輪も幕を閉じつつあります。 多くの種目で日本人選手が活躍し、とても楽しめました。

今朝も早起きしてボクシングの金メダル獲得に興奮。 やや微妙な判定でしたが（アマチュア・ボクシングの 採点基準がイマイチ分からないし）、村田選手の 根性は素晴らしいものでした。 あの桜井孝雄さん以来か・・・中学２年生だった、 東京オリンピック。

小学生の頃からボクシングの大ファンだった私は、 当時毎月のように後楽園ホールに通っていました。 いちばん安い席なら300-500円だったし、時には 「300円は立見」だったけど通路に座ったり 空いている席にちゃっかり座ったりして。

ガッツ石松がまだ「鈴木有二」の本名で前座に 出ていた試合も覚えています。

桜井選手は防御主体 のボクシングだったため、プロ転向後は世界には 手が届かなかったのですが、村田選手はプロで 活躍できる素質が十分にあると思うので、 大いに期待しています。

女子サッカーも大いに注目を集めましたね。 決勝は米国に負けましたが、清々しい銀メダル、 という論調の記事が目立ちます。

実は米国内でも同じような評価で、Yahoo Sports 内の 記事も、なでしこジャパンの戦いぶりや 表彰式での礼の仕方を 賞賛し「これほど上品な敗者は、今後も見ることは ないだろう」との評価。

また別の記事では「表彰式に登場したときの 彼女たちの笑顔はそても爽やかだった。 それは日本を発つ時の機内で見せていた笑顔と 同じ、明るいものだった。 世界的にはランクが低い 男子チームはビジネスクラス。なのに 彼女たちはエコノミークラスの座席だったのだが」

この「男子はビジネス、女子はエコノミー」と いう記事は、ニューヨーク・タイムスや ロサンゼルス・タイムスのweb版でも、 やや批判的なトーンで書かれていたのが 興味を引きました。

「ビジネスクラスは席数が少ないし、 それに我々はどんな席でも気にしない」 という佐々木監督の発言も掲載され、 日本女子チームに対する 高い好感度が感じられました。

結局、帰国便はビジネスにアップグレード されたのですが、そのことも昨日の ロサンゼルス・タイムスでは 大見出しの一つとなっていました。

自国のメディアが取り上げるのは 理解できますが、他国の選手の 飛行機の座席について注目するなんて、 いかにも（男女平等を率先して推進して きた）米国らしいですし、よほど なでしこジャパンに感動したに 違いありません。

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