2012/8/19

ウチの近所が舞台の小説

きょうは久々に親友Ｍ君と新横浜のウインズへ行き、 終日競馬を楽しみました。 珍しく大きな黒字を計上してホクホクの一日。

Ｍ君は大手出版社の取締役なのですが、 私にとっては単なる競馬親父。 何週間か前にも仲間数人と一緒に札幌に競馬遠征してきました。

そのＭ君から聞いた面白い話。 「先月、あることで著名作家の○○さんを 怒らせてしまって、どう取り繕うとしても全然ダメ。 でも○○さんは馬を所有するほどの競馬好きなので『ところで再来週、 仲間と一緒に札幌に遠征する予定なんですが・・』と 話し始めたら、急に態度が変わって、 『おお、そうか。オレもその週に行くかも知れない。 よかったら向こうで会おうか』と機嫌が良くなったんだ。

おかげで何とかトラブルを 丸く収めることができたんだよ。 周囲にいた社員たちにも感心されちゃってさ。 競馬に助けられた、なんて初めてだけどね」

結局○○さんとは札幌でお会いすることはなかったのですが、 とりあえずめでたしめでたし。

この作家はベストセラーを何冊も出していて、 私は特に好みではないのですが、 まあ同じ競馬親父の一人として勝手に親近感を感じています。

小説と言えば、１か月ほど前に社員のＹ君から 「大船にお住まいですよね。いま大船や北鎌倉を 舞台にした小説がヒットしているんですが、 もう読みました？」と聞かれました。

知らなかった・・・

で、早速購入して読んでみました。 「ビブリア古書堂の事件手帖」というタイトルの 文庫物のシリーズで、もう３巻まで出ていました。

事件手帖とは言っても、警察官が登場するような ミステリー物ではなく、とても軽快なストーリー。 アッという間に３巻を読み終えました。

小説自体は私の好みとは言えないのですが、 大船近辺の色々な建物や店が仮名で登場するので、 これは大船高校のことだな、これは大船中央病院だな、 この喫茶店はルノアールだな、などとニヤニヤ しながら読んでいました。 中心人物の一人、古本屋の女主人は、 私の家から数百メートルのところにある 女子高出身という設定です。

作者の三上延（みかみ・えん）氏もこの近辺で 育ったようで、街も細かく描写されていて楽しめました。

２週間ほど前に雑誌で「本屋さんが薦める小説」としても 取り上げられ、実際に今年の本屋大賞にも ノミネートされているとのこと。

興味のある方はぜひ読んでみてください。

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