2012/11/25

女優の名を聞きガッカリ

「えーっ？ ウッソー」思わず若者言葉が 出てしまいましたよ。先週のある日、インターネット 上のニュースを読んでいて。

本コラムでも紹介した、大船近辺が舞台となっている ベストセラー小説「ビブリア古書堂の事件手帖」 が来年１月にテレビドラマ化され、その ヒロイン役が剛力彩芽に決まった、という記事でした。

ヒロインの栞子さんは、二十代半ばの、内気な、やや 病弱気味の、長髪で艶っぽい女性。 どこが似てるの？ 「剛力彩芽主演でドラマ化」 という見出しを最初に見た とき、ヒロインの妹（高校生）の役かと思いましたよ。

私の地元が舞台になっている小説だし、ヒット作 なので近いうちに映画化されるだろうとは 思っていたのですが、テレビが先だったことに まずガッカリ。そして原作上のヒロインの イメージとはまったく異なる女優の起用に さらにガッカリです。

剛力彩芽という女優自体が好きではないし、たぶん １回目を観て、つまらなければそれでおしまい、と いうことになるでしょう、我が家では。

カミさんに話したら、私と同じ反応でした。 「全然イメージが合わないじゃない。 それにあの子、好きじゃないし」

この週末、この本を私に紹介してくれた社員Ｙ君に 会ったのですが、彼の話では「インターネット上 では、このキャスティングを不満とする 書き込みが殺到しているようですよ。一部の 掲示板やツイッターは炎上したみたい」とのこと。

それはそれで変だなあ。 我々（一般視聴者）はガッカリすることは できても、キャスティング に文句を言える立場にはありません。 言えるのは権利者である原作者だけ。もし 原作者が同意したのなら、それで終わりです。

私もネット上での書き込みをいくつか読んだ のですが、剛力彩芽を支持する意見はほとんどなし。 でも本当にこの本が好きで文句を言っているとは 思えない、単にテレビ局を非難したいので発言している と思われるようなものもあり、「何だかなあ」 という感想です。

「許せない！」とか言っている人は、どんな立場 の人なんでしょうかねえ。

とにかく、文句があるなら観ない、つまら なければ観ない、という形で意思を表す ことはできる訳だし、視聴率が低ければ テレビ局も「世間に支持される ようなドラマを作らなくては」と反省するはずです （少なくともそう期待します）。

うがった見方をすれば、来年からのドラマなのに すでに炎上を起こすほどの 反対意見が出ている、というのは、とてつも なく大きな前宣伝効果になり、テレビ局側は 喜んでいるかも。

色々な意味で第１話が楽しみです。

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