2013/3/17

信頼できる医師と出会い

先週木曜日の夜、帰宅してお茶を飲みながら夕刊を読んでいると、９時のNHKニュースを見ていた家内が「秋葉原の医者がテレビに出てるよ」

「ふうん」と言いながら画面に目をやると、激しい気象の変化で体調を崩す「気象病」の特集をやっていて、その専門医がインタビューに答えています。

あれ？ どっかで聞いた名前だな、この医師。あっ！ いま通院しているクリニックの院長だ。こんな顔をしていたのか。初めて見た。

だって、いつもはマスクをしているので、ナマ顔は初めてなのです。テロップで名前が出ていなかったら気づかなかったかも。

私は花粉症を患い始めてからもう25-26年になります。

最初にかかったときは、何がなんだか分かりませんでした。鼻水がずるずる出てくるので風邪かなと思ったのですが、熱はないし、それに目がかゆいし。夜中は２時間おきぐらいに鼻をかむので熟睡できず、本当に辛かった。

当時はまだ花粉症というアレルギーがさほど認知されておらず、いつも眠そうな表情をしていてバツが悪かった記憶があります。

最初の十数年は自宅近くの医院で薬を処方してもらい、最近数年は総合病院で薬をもらっていたのですが、やや効き目が悪かったので今年は代えてみようと思い、先日、秋葉原駅近くのクリニックに相談に行きました。

以前の薬（まだ残っていた）を持参し症状を説明したところ、別の薬を処方してもらい今はそれを服用しています。とても効果があり、夜中も昼間もかなり楽になりました。

その医師の説明によると、初めに服用していた薬にはステロイドが含まれているのであまり勧められないとのこと。また「花粉症って、完治させることができるのですか？」との私の問いに「舌の裏にこういう薬を注射して、こういう薬を飲んで・・・・・という治療で治る可能性があります」と難しい説明。分かったような分からないような。

それにしてもこの四半世紀での花粉症の広まりは驚くばかりです。街にはマスク姿が目立ちますし、秋葉原のクリニックもマスクをした人で待合室は満杯状態。もちろん全員が花粉症ではないとは思いますが。

いつも混んでいるので、この医師は人気があるんだなあと思っていたのですが、NHKが取材に来るほどの医師だとは知りませんでした。私は単にウエブで秋葉原近辺の医者を探し、サイトの内容が親切だったので選んだだけなのです。

患者（私）の話をよく聞いてくれて懇切丁寧にいろいろ説明してくれるので、信頼に値する医師を選んでよかった、と喜んでいたところでした。

その医師はブログも開設していて頻繁に更新していますが、テレビに出た前後でもそのことには一切触れず、健康について真面目な話を書いているだけ。この辺りも好感が持てます。

それにしても、以前の薬にはステロイドが含まれていた、ということは、もしこの二十数年の間に私がオリンピック選手に選ばれていたら、薬物検査でそれが発覚してメダル剥奪ということになっていたかも。

よかった、選ばれなくて。

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