2013/7/28

世界標準は困難な壁かも

先週はゴルフの全英オープンに感動させられました。最後までドキドキする展開。日本の松山秀樹選手も６位タイという好成績で期待に応えてくれました。

その松山選手。３日目にスロープレイでペナルティを課せられて、相当ショックだったようです。ホールアウト後のインタビューでも悔しさがありありと見てとれました。

しかしすでにその前日、私は家内と一緒にテレビを見ていて「松山、ちょっと遅いなあ」と漏らしていました。ペナルティになってしまうほどとは思いませんでしたが、ショットもパットも、ボールの位置に到達してから打つまでの時間が、他の選手よりもかなり長いと感じていました。クラブを選択するのも、打つ方向を決めるのも、アドレスに入ってからワッグルするのも、そして実際にスイングを始動するのも、すべてにおいて。

私の好きな選手の一人、ブラント・スネデカー。彼も全英オープンでは優勝争いを演じた一人でした（結果は11位タイ）が、ボールの位置に到達したら10秒後には打ち終わっている、と感じられるほどプレイが早いので有名です。彼は極端ですが、ぜひ松山選手には進行のリズムの「世界標準」に自分のプレイを合わせてほしいと願っています。相当な努力が必要になると思いますが。

その松山選手。全英の翌週にあたる今週はカナダでの試合に臨んでいます。３日目の土曜日はスコアを伸ばせませんでしたが、最初の２日間は好スコアを出しました。スコットランドとはまったく異なる技術が求められるコースでも引き続き好成績を出せるとは驚きです。まだ21歳。本当に楽しみです。

ところで２〜３年前に「石川遼選手が楽しみ」と言っていた人はどうしちゃったんでしょうか。私もその一人なんですけど。彼は今週も松山選手と同じカナディアン・オープンに出ているのですが、３日目で予選落ち。本当に好対照な成績で、この苦労は当分続きそうです。

このカナディアン・オープンで驚かされたのは、米国のハンター・メイハン選手。先週の全英でも優勝争いをしていた彼、今週も絶好調で２日目を終わって首位に立ちました。ところが・・・

夫人の陣痛が始まった、とのことで３日目から棄権。夫人のもとへ飛び立ったそうです。

もし優勝すれば賞金百万ドル・・・でも棄権。凄い！

全英で優勝したフィル・ミケルソンも以前、最終日に首位タイでホールアウトして、さあプレイオフ開始、と思ったら「夫人の陣痛」で棄権したことがあるそうです。

まあミケルソンの場合は２位の賞金は貰えるからいいか。（って私が言うことじゃないけど）

こうしたメイハン、ミケルソン両選手の行動も、ある意味で「世界的アスリートの標準」なのかも知れません。

私にはとても真似できないなあ。まあ世界的アスリートじゃないですけど。

明日がカナディアン・オープンの最終日で、現在の首位は私の好きなスネデカー選手。あの迅速プレイでぜひ優勝を勝ち取ってほしいと思っています。

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