2014/5/18

大リーグ全試合を観戦可

今年もアメリカ大リーグの野球を存分に楽しんでいます。いや、正確に言うと昨年までよりも楽しんでいます。

田中将大投手の活躍も大きな要因ですが、さらに今年はMLB（大リーグ機構）が提供している「インターネット上ですべての試合を観られる」というサービスMLB.TVに加入したのです。

加入するか否か、開幕ギリギリまで悩んだのですが、パソコン上でもタブレット上でも観られるということで、通勤電車の中でも実況が楽しめそうなので、129ドル（年間）を奮発して契約しました。

その威力を最大限に発揮したのが５月１０日の土曜日。

この日は田中将大、ダルビッシュ両投手が同じ時間帯に先発登板することになっていて、NHK-BSで両方とも放映するものと思っていたら、なぜか田中のヤンキース戦のみの放映。

そこで当日、ＴＶの前に陣取り、チャンネルをヤンキース戦に合わせ、さらに手元にタブレットを置いてダルビッシュが登板するレンジャース戦を流し、両方をジックリ観戦できました。

しかもこの日は、ダルビッシュがあわやノーヒットノーランを達成するか、という凄い試合だったのです。ヨシヨシ、ノーヒットノーランの瞬間を生で観ている人は日本にはそれほど多くはいないだろうなあ。ちょっとした優越感！

しかしヤンキース戦を放映していたNHK-BSは、突然８回ぐらいにレンジャース戦に放送を切り替えたのです。すでに田中は降板しているし、試合の勝敗はほぼ決しているし、ダルビッシュが大記録を達成しそうだ、という判断だったのでしょう。

ああ、129ドル分の優越感が消えちゃった！ しかも大記録は達成できなかったし、しかも後日、７回に失策と判定された打球が安打に訂正されたり、いろいろありました。

それにしても彼の投球は圧巻でした。「田中と自分の試合時間が重なったら田中の方を放送するのか」という怒りのピッチングだったようにも思えます。

しかし田中も次の登板で完封勝利。二人とも素晴らしい活躍で次の登板が待ち遠しいです。

ところでこのMLB.TVという実況配信サービスに関して疑問が一つ。

同じＩＤで複数の端末からログインできるかどうか、ちょっと試してみたのですが・・・できちゃったんです。自宅のパソコンとタブレットでそれぞれ別の試合が観られたのです。

うーん、いいんでしょうかねえ。家族や友人たちと一つのＩＤをシェアされちゃったら、商売に響くのではと思うのですが。同時アクセスをブロックする仕組みを導入するコストの方を節約したのでしょうか。疑問に思えます。

ご意見・ご質問のある方は、ぜひメールでお寄せください。必ず返信します。
toshiki.karasawa@nifty.com
私の会社のアドレス宛でも構いません。なおお送りいただいたコメントは本ページで（お名前は出さずに）紹介させていただくこともありますのでご了承ください。