2014/6/1

ポールのステージ、残念

ポール・マッカートニーのチケット、持っていました。楽しみにしていました。本当に残念です。

あ、十万円の武道館じゃなくて、17,500円の国立競技場の方ですが。

最近はテレビ、特にＢＳで、昔のアーティストの演奏を流す番組が増え、日本もの・洋もの、どちらもよく観ています。

ただ昔の姿やパフォーマンスを観るのはいいのですが、年老いた今の姿は痛々しくもあり、あまり好きではありません。先日も沢田研二を中心としたザ・タイガースの復活公演を放映していたのですが、20分ほど観て「もういいや」と思いチャンネルを替えてしまいました。声も出ておらず、かなり痛い。

外国人ミュージシャンも同様で、年老いた昔のヒーローのライヴに出かけるという気にはなりませんでした。しかし昨年ポールのコンサートを観た友人から「凄く良かった」との報告もあり、じゃあ今回は行ってみるか、たぶん最後だろうし、ということで大きな決断をしたのでした。

私にとってポールを生で観るのは、ビートルズの武道館コンサート以来です。あれは高校１年のときだったなあ、懐かしい。

中学生以降、音楽に関してはビートルズが私のすべてでした。英語に興味を持ち、一生懸命勉強したのもビートルズの影響です。彼らのシングル盤が出たらすぐに購入し、Ａ面Ｂ面ともその日のうちに歌詞をすべて覚え、英語の意味もすべて調べる・・・そんな日々でした。今でも数十曲は歌詞を書けます。

そんな私の決断だったのに・・・ああ。

私は５月17日（土曜日）のチケットだったのですが、その日の夕方は同行者（中学校時代からの友人）と新宿の喫茶店でお茶を飲みながら、話し合っていました。

「明後日の月曜日に振り替えるって発表があったよ」
「きょう体調不良の71歳が、明日も明後日も公演できるのかなあ」
「火曜日の武道館の高額コンサートは中止できないよね」
「そうだよ。国立競技場公演ではスタミナをセーブしないと」
「ほとんどクチパクになるんじゃないか」
「もしかしたら３曲ぐらいで、はい終了とか」
「地方から来た人は大変だなあ。月曜日に振替公演と言われても」

結局日本公演はすべて中止になり、幻に終わってしまいました。後日、同行予定だった友人からは、昔のミュージシャンのライヴには行かない主義の私が珍しく行こうなんて思ったせいで病気になったんだ、と恨まれました。

来年以降もし再来日してくれたら観に行くかなあ。まあその時に考えましょう。

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