2014/7/16

同期生の夢が叶いそう！

この私のブログは2005年９月に始めたのですが、開始して間もない同年10月３日付で、高校の同期生で友人のＦ君のことを書きました。

当時Ｆ君はサンフランシスコ在住で、VIZ Mediaという会社の社長として、日本のマンガを米国の出版社や映画会社に売り込む仕事をしていました。

当時の彼の夢は「アメリカの映画会社に売った日本の作品が大ヒットしてアカデミー賞にノミネートされ、赤い絨毯の上を歩いて表彰式会場に入ること」で、その素晴らしい夢についてこのコラムで書いたのです。

そして９年後のいま、そのＦ君の夢が現実味を帯びてきました。

２年前にVIZ Media社の社長は現地の人に譲り、映画のプロデュース業に専念し始めた彼は、長年の努力が実り、日本人原作の小説（マンガではないが）の映画化をハリウッドで実現させたのです。

それが７月４日に日本でも封切られたオール・ユー・ニード・イズ・キルという作品。この映画の公式サイトを見ると、数名の「製作総指揮」の中に彼の名前が燦然と輝いています。

「ＳＦ的作品で戦闘シーンも大迫力」という、残念ながら私の好みではないジャンルの映画なのですが、Ｆ君が映画のチケットを送ってきてくれたこともあり、この週末、家内と一緒に観てきました。

観ての感想は「面白いし、よくできている」というものでした。Ｆ君、やったね。苦手なジャンルと思っている私がそう感じたのだから、アカデミー賞、イケるかもよ。

細かいことの説明は一切省く、という姿勢が小気味よく感じられました。この流れって矛盾しているんじゃないの？ と思われる箇所も無理に説明しないでに先に進む、というのはＳＦ的作品としては正しい手法のように思います。

主演のトム・クルーズも、共演のエミリー・ブラントもかっこよかったし。

ということで、この夏ぜひお奨めの映画です。

ま、この手の映画が苦手なのは変わりませんでしたけど。

★以下は公式サイトからコピーした本映画のクレジット。
　下から２行目にＦ君こと福原秀己君の名前が燦然と。

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