2014/8/4

もう一人、夢叶った友人

前回は高校の同期生でハリウッド映画をプロデュースしたＦ君のことを書きましたが、今回も高校の同期生に関するお話しです。

私の一番の親友と言ってもいいほどの友人Ｍ君。大手出版社の役員を務めていたのですが、この７月、社長に就任しました。

週刊誌の編集長、月刊誌の編集長を経ての社長・・・サラリーマン人生を歩んだ同期生の中では出世頭と言えます。

彼を小学校時代から知っている共通の友人の話では、子供の頃から雑誌の編集長になると豪語していたそうで、そういった意味では社長就任は付録なのかも知れません。

でも嬉しいことに、大出版社の社長になっても友人付き合いの中味は四十年前とほとんど変わりません。我々は競馬友達でもあり、土日になると、レースが終わるたびに一喜一憂（ほとんどの場合「憂」ですが）の携帯メールを交換しています。

そのＭ君を初めとした競馬オヤジ計６人で、この週末、札幌に遠征してきました。社長就任後初めてのツアー、という訳ではなく、すでに７月には一緒に福島にも遠征。本当に正真正銘の競馬オヤジ軍団なのです。

でも社長になったからといって全然変わらないのが我々には嬉しいところです。たとえば札幌で宿泊したのは中の上（あるいは上の下？）ぐらいのホテル。偶然今回は札幌に試合に来ていた福岡ソフトバンク・ホークス御一行様も同宿していたのですが、まあそのクラスのホテルです。

チェックインしてエレベーターで宿泊フロアに上り、雰囲気のいい廊下を歩いていたら、Ｍ君が「わあ、凄く高級なホテルじゃない。こんなとこに泊っていいの？」

おいおい、大手出版社の社長のセリフじゃないぞ！

普段、仕事上では、銀座の高級クラブで作家の相手をしたり、一般人が入れないような高級料亭での文学賞選考会に同席したりしているＭ君ですが、我々とのツアーでは単なる一人の普通のオッサン。

新幹線で福島に行くときも、当然ながら普通車。たぶん普段はグリーン車にしか乗らないのでしょうが、我々との付き合いでは本当に昔のままのＭ君です。

しかし今回、ちょっとしたトラブルがあって札幌から東京に戻ってくる飛行機が大幅に遅れました。そのときの航空会社とのやり取りで、Ｍ君の言動に「おお、さすがはジャーナリスト」と思える点が見られました。

この話は、次回にでも書くことにします。

次の旅行はいつになるか分かりませんが、Ｍ君との付き合いは私が本当に大切にしたい宝物です。

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