2015/6/15

大物の連続ライヴに感動

約10か月、このコラムをお休みしていました。 別に健康を害したとか気分が落ち込んだとかいう訳ではなく・・・何となく怠けていただけです。

何年か前の原稿を読み返してみたら、その当時何をしていたかどんなことを考えていたかが読み取れて、それなりの価値があることが分かりました。

たとえ読んでくださる方がいなくても自分の人生の記録代わりにもなりますし、再び書き始めることを決めた次第です。

さて今回の話題は先月と先々月、ライヴ・コンサートを観に行って感動したお話で、まず４月はポール・マッカートニー。

私にとっては、1966年のビートルズとしての日本武道館でのライヴ以来のステージでした。当時は高校１年で、他の学校では「観に行ったら退学処分」のようなお触れが出たといったニュースもありましたが、私の高校では何の制限もなく、２枚のチケットが入手できたので（確か往復葉書をいっぱい書いて運よく当選）、同級生と一緒に行きました。もう死んでもいいと思いましたね、あのときは。

そして昨年、せっかく来日したのですが病気のため公演はすべてキャンセル。チケットを持っていたのに・・・もう二度と観ることはできないのかなあと諦めていたのですが、再来日してくれて本当に感謝です。

前の方の席でしたが、角度のない遠い位置だったのでステージ上の姿は直接見られず、大スクリーンを介してポールの姿を見ていました。

でも２時間半の間、エネルギッシュに、一滴の水も飲まずに歌い続ける72歳。凄いなあ。

三十数曲のうち約３分の２がビートルズのナンバーで、やはり古い歌の方が断然盛り上がりました。最高です。もう死んでもいいと思いましたね、再び。

そして５月には、ポールと同じ東京ドームでのサザン・オールスターズのコンサートへ。こちらも凄まじいエネルギーでした。

３時間半という長丁場を、桑田さんは簡単に乗り切っているように見えるのが凄い。59歳とまだ若いのですが、大病を患ったとは思えないパワーと躍動感に感動しました。

桑田さんで思い出すのは、久米宏・黒柳徹子のお二人が司会していた「ザ・ベストテン」に初登場した時のこと。凄い眼力でＴＶカメラを凝視しながら歌うそのパフォーマンスに度肝を抜かれました。まだはっきり覚えています。

ポール・マッカートニーと桑田佳祐・・・国内外の一流アーティストのライヴを観て疑問に思ったのは「彼らは何を求めて演奏活動を続けているんだろうか？」

答えを直接得ることはできないので、あれこれ自分なりに想像しています。特にポールに関しては、私の想像が合っているかどうか本人に聞きたいんだけど・・・

私はいま64歳で、そろそろビジネス社会を離れ老後の人生を送るシナリオを考える時期だなあと思っていたのですが、72歳のポールのステージに強く影響を受け、色々と考えさせられてしまいました。

今後の人生を再設計しようかな。でもそのためには普段の生活をさらに健康的に改善しないと・・・課題は山積しています。

それに健康管理を含めカミさんの強いサポートが必要だし、カミさんを大切にしなければ。

で、明日はなんと40周年の結婚記念日！ プレゼントは次の週末に贈ることにしてあるので、明日はお花でも買って帰りましょう。これからも面倒見てね。

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