2015/10/18

年寄りなのを改めて実感

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

四捨五入・・・・ああ、イヤな響きですねえ。

先週、誕生日を迎えた私は、ああ何と四捨五入すれば70歳、という年齢になってしまいました。

腰痛と花粉症以外には健康に不安はないし、自分では若いつもりでいるんだけど、客観的に見ればやっぱ老人なんだろうなあ。

麻雀の点棒計算だと五捨六入という概念もあるので、あと１年間はそっちで行こうか。見苦しい「あがき」だけど。

でも65歳になると老齢者向けのサービスが色々と受けられそうで、それはそれで満喫したいと思います。

その第一弾として、昨日の土曜日、JRAの後楽園ウインズに行き「シニアメンバーズカード」を作ってきました。これは後楽園および東京競馬場・中山競馬場共通のもので、用意されているシニアゾーンの席に座れるというものです。

どれほど便利なものかよく分からないけど、とりあえず65歳特権を行使してみたいこともあって。

さっそく後楽園ウインズ７階のシニアゾーンで競馬を楽しんできました。午後からは仕事上の予定が入っていたので午前中だけでしたが。

ただし、あまり居心地は良くありませんでした。回りはジジイばっかりだし（当たり前だけど、そして自分もそうだけど）、常連と思しき連中が大きな声で話すのがうるさくて・・・年寄りは声がデカい！

今後も後楽園のシニア席を利用するかどうか分かりませんが、次は東京競馬場で試してみたいと思います。そうだ、耳栓を持って行こう。

後楽園と言えば、話は変わりますが、１週間前の10月12日、プロ野球セ・リーグのプレーオフ第一ステージ、巨人・阪神の最終戦を東京ドームで観戦してきました。

この試合に勝った方が最終ステージに進出、という大一番です。前日、知り合いから急に「チケットがあるんだけど行かない？」と誘われ、「もちろん行く！」

巨人も阪神も好きなチームではないこともあり、客観的な立場で観ていたのですが、緊迫した素晴らしい試合で感激しました。

結局巨人が勝ったのですが、最も感激したのは試合終了直後のシーン。

最終ステージ進出を決めてグラウンド上で喜ぶナインを尻目に、巨人の原監督は阪神のベンチに向かって歩き始めたのです。今年で退任が決まっていた阪神の和田監督にとっては最後の試合となってしまった訳で、その和田監督に挨拶をするために。

チームの勝利に喜びを表す前に、相手チーム・相手の監督に敬意を表すという、スポーツマンシップのお手本とも言えるような素晴らしいシーンでした。

残念ながら巨人は最終ステージでヤクルトに敗れてしまい、原監督自身も退任することになりそうですが、彼の人間性には強く心を打たれました。今後もスポーツ界にぜひ貢献してもらいたいと思います。

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