2015/12/20

次の床屋を探さなくては

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

年の瀬になって、会社のある秋葉原の街は活気に溢れています。

でもこの街は１年365日、朝から晩まで賑わっていて、特に年末だからというわけではないようです。平日は勤め人たちで、休日は観光客や買い物客で常に人が溢れています。

実際、あるＴＶ番組で紹介されていたのですが、秋葉原の昭和通り出口近くにあるカレー店CoCo壱番屋は、日本国内のココイチの中で売上第１位だそうです。わかるなあ。

そんな秋葉原でも、新しい飲食店が定着するのはなかなか難しいようで、１年ももたずに閉店してしまう店も見受けられます。素人ながら「この場所でこの店、って無理なんじゃないかなあ」と私が思った店は、ほぼ潰れています。現在でもそう思われる店が２軒ほどあるのですが、果たして来年の今頃は？

以前ウチの会社が年末の納会に使っていた居酒屋は、あるビルの３フロアを占める大きな店だったのですが、４〜５年前に閉店しました。そして驚くことに、その３フロアは未だに「空き家」なのです。

どのような事情があるのか分かりませんが、ずいぶん余裕があるオーナーなんですね。いつテナントが入るのか、ずっと興味を持って見ています。

閉店といえば、私が何年も通っていた理髪店が廃業することになってしまい、ちょっと慌てています。自分にピッタリの理髪店って探すのが難しいんですよね。店の雰囲気、店主のキャラクター、技術、コストパフォーマンス・・・また少し時間をかけて探すことになりそうです。

先日、自宅のある大船駅の周辺を歩いていたら「シルバー割引あり」の看板を掲げた理髪店を見つけました。ちょっと店内を覗いてみると、私にはあまりシックリこない雰囲気なのですが、せっかく65歳になってこうした恩恵を受けられるようになったのだから今度トライしてみようかと思っています。割引の看板に釣られて来たと思われるのもイヤだけど。でもそれが理由の一つだというのは否定できないから仕方ないか。

ところで理髪店で不思議に思うことが一つあります。カットが終わったあと、店員が鏡を使って客の後頭部分を見せて「いかがでしょう」と尋ねるのです。

「もう少し短くカットして」と言われれば対応できるんでしょうが、「もっと長く残してほしかった」と言われたらどうするんでしょう。そこでクレームをつける人がどのくらいいるのか、興味あります。

本来は「いかがでしょう」ではなく「ご確認ください」という意味で見せているんでしょうね。私はいつも（礼儀として）「はい結構です」と言うだけです。

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