2016/3/6

白マスク集団は異様かも

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

この季節はとにかく大変です。花粉症がひどくて。

薬を飲んで何とか抑えてはいるのですが、のどがカラカラになって夜は安眠できないし（加湿器をONにしているのに）、昼間は目が充血状態になるし、本当に一年中で最悪な時期です。

さらに悪いことに、歳をとって記憶力が衰えていて、朝10時ごろ「あれ？ 朝食後に薬を飲んだっけ？」・・・はっきりと覚えていないのです。これは厄介。

以前にどこかの店で、薬を入れるケースが売られていて、その中のある商品はユニークで、7x3 のくぼみがついていて横には日〜土の曜日を示す文字が、縦には朝昼晩の文字が印刷されていました。

つまり１週間分の薬を入れておけば絶対に飲み忘れない（または二重に飲んでしまわない）という、今から思うと優れものの商品でした。それを見たときに鼻で笑ってしまった、あの自分が恥ずかしいです。

ひと昔、ふた昔前のサラ金（消費者金融）が全盛だったころは、私もよく利用させてもらっていました。いや、金融そのものではなく、駅前で配っていたティッシュ。朝、新橋や神田の駅前を歩けば５個ぐらいはゲットでき、花粉症持ちにとっては有り難い存在でした。

最近は金融会社のティッシュはなくなりましたが、秋葉原ではパチンコ屋、あるいはちょっと危なそうなマッサージ屋の方々が配っていて、私には心強い存在です。

花粉症対策用メガネというのも売られていて、複数の知人が使っているのですが、評価はマチマチです。値段の安いものにはあまり効果は期待できないようです。

普通のマスクは私も着用しているのですが、気休めにしかなりません。主たる目的は、外出先や電車の中でクシャミが出るかもしれないのでエチケットとして。

この時期は多くの勤め人や学生が白いマスクをして通勤通学をしていますが、その姿は海外からは異様に見えるようで、何か伝染病が流行っているのではないか、と疑われることもあるそうです。

「白いマスクで外出」は、日本の文化として根付いてしまっていると理解してもらう他にないのですが。

でも白だけでは面白味に欠けますよね。日常生活に合った、斬新な色やデザインのものが出て来たら面白いのに。

でもたぶんそうなっても私は地味に白を選んでひっそりとクシャミをしていると思いますが。

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