2016/6/5

美しい風景と美味い食事

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

５月中旬、初めて四国に行ってきました。

昨年結婚40周年を迎えたのにどこにも旅行に行かれなかったので、遅ればせながらその記念ということで。

徳島空港からレンタカーでスタートし、四国をほぼ四分の三周する形で最後は高知空港から羽田へ戻るというドライブ旅行。合計800Km強を走破しました。

天候にも恵まれ、食べ物も美味しかったし、我々二人とも十分に満喫しました。四国には親戚も親しい友人もいないので、私にとっては「四国を旅するぞ！」と決意しないと行く機会がない地域でしたが、今回実現できて本当に良かったと思います。

唯一計画が狂ってしまったのは、高知にある「モネの庭」です。画家モネの作品をモチーフにした美しいと評判の庭園で、かなりの遠距離ドライブなので少々面倒なのですが、家内がぜひと言うし私も興味があったので、行ってみようかと思っていたのに・・・

前日、ホテルの部屋で夜のローカルニュースを見ていたら、「モネの庭内のレストランで火災が発生し、庭園そのものに被害はなかったものの２日間ほど臨時で休園する」とのこと。あちゃー！ そりゃないぜ！ でもこのニュースを見ていてよかったなあ。４時間の無駄なドライブになっていたかもしれなかった。

じゃあ代わりにどこに行こうか。家内と一緒にガイドブックやインターネットをあれこれ検索しながら、山奥にある「にこ淵」という滝壺が面白そうなので行ってみようということに。

結果としては、細く滑りやすい山道をロープを頼りに登っていくというスリリングなハイキングの先に、素晴らしい滝を見ることができて大満足でした。

では私が印象に残ったいくつかの場所を紹介します。

鳴門海峡の渦潮 どの日はどの時間帯がベストか、という情報をインターネットで調べ、その時間の船を予約して行った。 一見の価値はあるけど、まあ一度見ればいいかな。

徳島県内の山の中にある祖谷のかずら橋 急流の上を、ちょうど電車の枕木のように板を並べ、野生のつる性植物で編んで作った吊り橋。歩くと揺れるし、隙間から落ちそうな錯覚を起こすし、スリル満点。

四万十川にかかる沈下橋 増水して橋が沈んだ際の水の抵抗を最小限にするため、橋には欄干がない。幅は車２台がすれ違えないくらい。試しにゆっくり車で渡ってみたが、こちらもスリル満点だった。

モネの庭休園で急きょ代わりに行った高知の「にこ淵」 滝の美しさ、落ちる音、滝壺の青さ、すべてが神秘的で心に残った。

こうして思い出に残った景色を振り返ると、すべて水・水・水ですね。さぬきうどん店、松山城、道後温泉などにも行ったのですが、やっぱり美しい風景には水がつきものなのがよく分かります。

残念だったのは高知競馬場。開催日程が我々のスケジュールと合わず訪問できませんでした。痛恨！ 他にもまだ書き足りないことがたくさんありますが、次の機会にします。

私が「死ぬまでに達成したいこと」の一つが、日本の47都道府県にすべて行くことです。（宿泊する、もしくは最低でも飲食店で食事をすることが「行った」の条件）

そして今回の四国４県制覇により、残るは秋田、石川、岡山、宮崎、沖縄の５県となりました。２年以内に必ず達成すべく、これから計画を立てます。まずは金沢競馬の開催日程から調べようかな。

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