2016/10/2

残念なアメフト雑誌休刊

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

先のリオデジャネイロ五輪では、競歩やカヌーといった日本ではマイナーな競技でも日本人メダリストが生まれました。

前回や前々回でも、フェンシング、アーチェリーなど普段は陽の目を見ない種目での日本選手の健闘が話題になりました。

そういった競技の選手たちは本当に苦労が多いはずです。強くなるためには海外遠征したり優秀なコーチを雇ったりしなくてはならず、スポンサー探しに奔走する苦労話をよく耳にします。

東京五輪を迎えるにあたり、メダルの可能性がある種目をさらに強化するのか、それとも世界レベルにない種目の底上げを重視するのか、どのように強化費を配分するのでしょうか。財源には限界があるため問題解決は難しそうです。

米国のプロスポーツでは、MLB（野球）が間もなくプレーオフに入りますが、一方で私の大好きなNFL（フットボール）が４週間前に始まりました。

今年もシアトル・シーホークス、カンザスシティ・チーフス、フィラデルフィア・イーグルス等いくつかのチームを応援しています。

昨シーズンから今シーズンにかけて各チームがどのような補強をしたのか、また今年はどのチームが優勝候補と言われているのか等の情報を得るため、先日書店に行きました。毎年この時期には必需品となるNFL専門雑誌を買うために。ところが・・・

置いてあるはずのコーナーに行くと「タッチダウン・プロは休刊になりました」の寂しい張り紙が・・・

そうか、売れなくなったんだな。NFLの情報を得たければインターネットからゲットできるし、わざわざ本を買う人は少ないんでしょうね。でも日本ではNFLなんて所詮マイナーなんだと改めて認識した次第です。

NHK-BSでは毎週２〜３試合は放映してくれるし、日テレではお笑いのオードリーが毎週30分の深夜番組でNFLの面白さを紹介していて、NFLファンの女優・相武紗季も時々出演して盛り上げてくれているのに。

向こう４か月間、私はイライラしながら過ごす時間が多くなりそうです。NFLに関して人に話したいエピソードがあるんだけど誰か聞いてくれないかな、みんなきっと興味ないだろうなあ、でも話したいなあ、と。

マイナーな競技の選手がスポンサー探しに苦労する一方で、マイナーな競技を見るのを趣味とする人は話し相手探しに苦労するのです。

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