2017/3/5

高評価の黒澤映画に驚き

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

今年もアカデミー賞が発表されました。発表のミスが話題になりましたが、舞台上でのバタバタがとても滑稽に見えました。でも関係者にとっては大変な出来事だったことでしょう。

さて米国に prettyfamous.com という興味深いサイトがあり、映画や音楽等のエンターテインメント系の様々なランキングを発表しています。

たとえば「今世紀で最も楽曲を売った歌手ベスト50」とか「史上最悪のコメディ映画ワースト50」等々。誰が選んでいるのか分かりませんが。

その中で「映画ベスト50」というランキングがありました。これまでの世界中のすべての映画のベストを選ぶというもので、あれこれ私なりに予想して興味を持って覗いてみました。

第１位は予想的中で「ゴッドファーザー」。納得です。

第２位と３位はそれぞれ「風と共に去りぬ」「スターウォーズ」で、ちょっと予想外でした。チャップリン作品が入るかと思っていました。

そして堂々の第４位にランクされたのは、なんと黒澤明監督の「七人の侍」でした。驚きました。

よくハリウッドの映画人が「クロサワを尊敬している」などと言うのを聞いて、日本人向けの外交辞令かなとも思っていたのですが、本当に評価が高いんですね。

さらに第12位には英語で Sprited Away との表記。どんな映画かと思ってよく見たら、「千と千尋の神隠し」なんですね。長い映画の歴史の中での総合12位というのは本当に凄いことだと感嘆しました。ジブリのクォリティは世界最高レベルなんですね。

文末に、このサイトが選んだ映画史上ベスト15を記載しておきます。納得できないものもあると思いますが。

さて今年は「映画館で映画を30本観る」が私の目標の一つです。シルバー割引を使えばいつでも1100円なのが嬉しい。こういうサービスを受けると、歳をとるのも悪くないなあと思っちゃいます。

歳といえば、作家の佐藤愛子氏は93歳で、今も健在で書き続けています。ある新聞のコラムによると、彼女も私と同様に花粉症に悩まされていたそうですが、「花粉症は歳をとれば治る」という友人の言葉を支えに毎春を耐えた結果、あるときピタリと止まったとのこと。

ふーん、そうか。じゃあ私も耐えることにしようか。いつかは治ると信じて・・・・ああ、しかし・・・・

佐藤愛子氏の花粉症がピタリと止まったのは91歳の春だったそうです。

ああ、花粉症が治るまで生きられるかなあ。

prettyfamous.com による映画史上ベスト15
１．ゴッドファーザー
２．風と共に去りぬ
３．スターウォーズ
４．七人の侍
５．モダンタイムス
６．シンドラーのリスト
７．アラビアのロレンス
８．十二人の怒れる男
９．博士の異常な愛情
10．パルプ・フィクション
11．レイダース/失われたアーク
12．千と千尋の神隠し
13．メトロポリス（注：1927年の作品）
14．ロード・オブ・ザ・リング　二つの塔
15．トイ・ストーリー

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