2017/6/11

好景気は感じない大都会

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

１週間ほどアメリカに滞在し、今は成田から自宅に向かう車内です。サンフランシスコ空港でブログを更新しようとしたら、なぜかサーバーにつながらず更新が遅れてしまいました。

数年ぶりのアメリカでしたが、新たな発見や珍しい体験などもあり、充実した時間を過ごすことができました。当社と社員数人とニューヨーク、オーランド（フロリダ州）、サンフランシスコの３か所を回るという慌しい１週間の出来事の一部を、今週と来週の２回に渡ってレポートしたいと思います。

まず米国内の景気は、あまり好況とは感じられませんでした。ニューヨークもサンフランシスコもホームレスの数が増えているように思えましたし、一本裏通りに入ると感じる殺伐感、ゴミだらけの街・・・犯罪が減ったり地下鉄が安全になったりというのは確かなのかも知れませんが、IT等の技術革新が急激に進む中で大都会の片隅の「取り残された感じ」は以前より増しているという印象でした。

失業率の低下など好材料の情報も入って来ますが、日本同様、統計値が示す数字と経済の実態との間にギャップがあるように思えます。

あれっ？ ここにあったはずの店がなくなっている！ といったケースもありましたし、その一方で時代遅れの雰囲気のまま営業を続けている店もありました。この辺は日本と同じかもしれません。

ある全国チェーンのスーパーマーケットで十数年前に会員カードを作りました。特定の商品が割引価格で買えるカードなのですが、最後に使ったのが８〜９年前なので、まだ使えるか恐る恐る差し出したら、無事に使えました。

私も失効するとは思っていませんでした。だって実にいい加減なカードなんです。十数年前にその店に入ったら会員を勧誘していて私にもしつこく迫ってきます。住所と名前を書けば即発行とのことでしたが「この国の住民ではないので」と断ると「じゃあ友達の住所でも、いま泊まっているホテルの住所でも何でもいいので書いてください。郵便物を送ることはないので」と言われ、ホテルの住所を書いて発行してもらったものです。

ポイントが貯まるのではなく割引で買える商品が多いという特典なのですが、失効してなかったおかげで当社社員も安く買い物でき役に立ちました。

ではニューヨークで社員が撮った写真の一部をご紹介。

ステーキディナー 日本では進んで肉を食べることはないけど、若い社員も一緒だったしやっぱりアメリカに来たら肉でしょう。 さすがに少量で満腹になりました。

ＮＹの夜景 ロックフェラー・センターの屋上から見た美しい夜景です。 我々の世代だとＮＹの高いビルと言えばエンパイア・ステート・ビルなのですが、今の20-30代の人はその名前すら知らないんですね。驚きでした。

最高の朝食 「ネット情報ではセントラル・パークの東側に美味しいコーヒー屋があるので行きましょう」という社員の誘いで散歩がてら出かけた小さなお洒落なカフェ。

ステーキ、シーフード、イタリアン、メキシコ料理、中華料理、日本料理・・・今回アメリカで食べた物の中で私が美味しいと思ったベスト２を挙げるとすれば、ニューヨークとサンフランシスコの「クロワッサンとカフェラテの朝食」かな。

歳を感じますけど。

では続きはまた来週。

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