2017/8/20

中華店の神対応に超感激

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

８月上旬、友人たちと神宮球場にヤクルト対横浜DeNA戦を観戦に行きました。

偶然なのですが、６・７・８月と連続してのヤクルト戦の観戦でした。特にファンというわけではないのに。

勝率３割強で最下位に甘んじているヤクルトですが、なぜか私が観に行くと強い強い・・・その日も勝って３勝無敗の成績なのです。最弱チームなのに私が行けば全勝なのですから、ラッキーボーイとして雇ってもらおうか。

７月に観戦した時は、外野の自由席でビジターの中日ドラゴンズ側（左翼側）に数人で陣取ったのですが、面白い出来事がありました。

私の左後ろに座っていたカップルのうち男性が、Ｔシャツの上からおもむろにヤクルトのユニフォームを着て、応援を始めたのです。すると係員がやって来てその男性に話しかけると、男性はスゴスゴとユニフォームを脱ぎました。

「脱げと言われたんですか？」と私が尋ねると「そうなんですよ。中日側で着てるのはマズいようで」

まあ球場側としてはトラブルを引き起こす可能性のある過激な姿は避けたいのでしょう。仕方ないかな。

今回のDeNA戦の際は、試合と無関係なところで面白い体験をしました。

秋葉原の中華屋で餃子をテイクアウトして持っていこうと思い「17:40ぐらいに取りに来ます」と言って事前予約しておきました。

そして夕方、球場に近い信濃町駅で電車を降りたら目の前にその中華屋（チェーン店）の看板が見え、突然思い出しました。「あ、しまった！餃子を受け取るのを忘れて来ちゃった！」

すでに支払は済ませてあるのですが、さあどうしよう。頭の中で計算すると、餃子２人前が380円。また秋葉原まで戻ってとなると電車賃が往復330円。う〜ん、諦めよう。

代わりに、信濃町駅前の同じ店で餃子を２人前買っていきました。物忘れの激しい年寄にとって、380円のペナルティなら決して高くないと自分に言い聞かせて。

そして秋葉原店にお詫びの電話を入れます。「申し訳ありませんが、受け取りに行くことができなくなったので、美味しい餃子がもったいないのですが、そちらで処分していただけますでしょうか」

すると、店員の口から驚くべき言葉が。「承知いたしました。お客様、もし本日のレシートをお持ちでしたら、次回当店においでいただいた際に、本日の分の餃子もお出しさせていただきます」

わあー、凄いサービス精神！！「少々お待ちを」と言って責任者と相談する、ということもなく、アルバイトと思われる若い店員（声から判断）は私に即答したのです。店のサービス内容や経営方針が店員に徹底されいることに驚きました。

私の都合で取りに行けなくなったので、お気遣いは丁重にお断りしましたが、とても清々しい気持ちになりました。

薄利で、しかも競争の激しい飲食業界ですが、このような消費者対応ができるお店には勝ち抜いていってほしいですね。がんばれ、日高屋！

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