2017/10/15

半年前の忘れ物が戻った

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

きょう10月15日は67歳の誕生日。何とか無事にこの年まで来られて何よりです。

運試しとして、JRAの全レースで6-7という馬券を100円ずつ買ってみました。計36レース、3600円の自分への誕生祝い。そうしたら・・・

6-7は１回も来ませんでした。67歳の暗い出だしです。5-6だと超大穴が出たのになあ。生まれたのが11年早かったようです。

身体はマズマズ健康なのですが、物忘れが激しいのが最大の悩みです。先日も電車内に忘れ物をしてしまいました。ほとんど価値のないもので、見つからなくても諦めがついたのですが、運よくＪＲの忘れ物センターに届けられ手元に戻りました。改めて日本って安全な国なんだなあと実感しました。

そんな物忘れの激しい私にとって唯一の頼りは家内なのですが・・・

毎年２回、春と秋のお彼岸には家族でお墓参りに出かけます。お参りした後、いつも近くの和食店で昼食を取るのですが、先月驚きの出来事がありました。

昼食後、私が先に会計を済ませて車の中で待っていると、家内の叫ぶような声が店内から聞こえてきました。何かあったのか。大丈夫か。見に行った方がいいかなと思ったら、ニコニコ顔の家内が店から出てきました。快晴なのに傘を手に持って。

話を聞くと・・・店を出ようとして何気なく傘立てを見たら、アッ！ 自分の傘が！ そういえば何か月か前から見当たらなくなっていたなあ。でも他人の物かも。よく似ているけど違う傘かも。

で、店の人に尋ねてみると、何か月も前からあるといくことで、事情を説明し、家内の傘だと認めてもらい、ニコニコ顔で出てきたという訳です。

凄いなあ。半年間毎日その傘を見ていながら、片づけてしまわなかったのが不思議です。それとも、春のお彼岸の忘れ物だから秋のお彼岸にまた来るかもと思って数日前から傘立てに置いといたのでしょうか。よく分かりません。

「でもさあ、このお店に傘を置いてきちゃったという自覚はなかったの？」と家内に尋ねると、「うーん、最近見かけないなあ。どっかに忘れてきたかなあ、とは思ったんだけど、場所は思い出せなくてそのまま諦めてた」とのこと。

家内に頼らず、自分の身の回りは自分でしっかり守っていきます。

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