2018/2/18

恵方巻きやめように賛成

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

この土日はテレビで冬季五輪を観戦していました。羽生結弦・小平奈緒お二人の金メダルに大興奮。

でも私がもっとも感動したのは、羽生選手のインタビューの受け答えです。特に試合の２日前の練習後の話ぶりが本当に自信たっぷりで、言葉の端々から「どうぞ私に期待してください。それに応えます」という思いが伝わってきました。

日本中が金メダルを期待していましたが、それに対して「絶対勝たなくちゃ」といった悲壮感がまったくなく、堂々と王者の風格を見せてインタビューに答えていました。そしてこの結果・・・言うことなしです。

羽生結弦さんは現役選手生活を引退した後どのような人生を送るのか、とても興味があります。フツーの解説者になるとは思えないし、コーチのタイプではなさそうだし・・・過去に例がないようなプロのダンサーになるのかもしれません。床の上でも氷の上でも一流のパフォーマンスが見られる気がします。

羽生選手の金メダルを見届けた後、近所のコンビニに競馬新聞を買いに行ったのですが、レジ付近の特売コーナーを見てびっくり。高級チョコレートが半額で売られているのです。バレンタインの売れ残りです。

帰宅して調べたら、毎年こうした安売りが行われているようで、単に私が気づかずにいただけでした。

でも今年のバレンタイン商戦は少し変化が見られたようです。ゴディバが「義理チョコをやめよう」という新聞広告を出し、それに対する賛否の意見が飛び交いました。

またその少し前には、兵庫県のあるスーパーが恵方巻きの過剰商戦を批判し、「もうやめにしよう」というチラシを作り、これも話題になりました。いつからかコンビニ、スーパー、百貨店で「恵方巻きを食べよう」の大キャンペーンが張られるようになり、それが過剰生産につながり、その結果大量の食物廃棄が出ているようです。こうした無駄に対する警鐘になりました。

私は、どちらのケースも「もうやめよう」に賛成です。いっさい無駄がない生活が理想だとは思いませんが、特に恵方巻きに関しては改善されるべきです。１本１万円を超すものが作られたり、コンビニ経営者ノルマを課されて自ら大量に買い取らざるを得ず、それをそのままゴミ箱へ、というのは異常です。そもそも恵方巻きって何？ 必要？

いっぽうチョコに関しては必ずしも無意味な風習とは思いませんが、義理チョコは不要でしょう。

私、今年は自分の娘からチョコクッキーを３つもらっただけのバレンタインでした。来年以降も変わらないでしょう。義理チョコをやめよう運動が定着したからだ、という理由にしたいです。

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