2018/4/1

不可解な年齢確認に疑問

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

関東地方の桜もそろそろ終わりでしょうか。花見を楽しむといった粋な心を持ち合わせていない私でも、１か所、桜満開を気持ちよく楽しめる場所が地元付近にあります。

それは鎌倉山の先の逗子ハイランドという住宅街の一角で、碁盤の目状の道路が桜並木になっている場所です。花吹雪の中を車で通り抜けるのは快感です。少し離れたところから眺めても、素晴らしいピンクの風景が楽しめます。

しかも私が大好きな蕎麦屋が近くにあるので、お蕎麦と桜並木が一緒に楽しめる至極のドライブコース。今年も今週末に行ってきました。

昨年はここで面白い体験をしました。交通の妨げにならない場所に車を停めて家内と花見をしていたら、１台のマイクロバスが我々のすぐ後ろに停車し、中からゾロゾロと観光客の一団が降りてきます。話し声を聞いていると・・・・わあ、中国の観光客だ。

こんな閑静な住宅街にまで観光に来るんだ、と驚いたいっぽうで、美しい風景を楽しめる場所をどん欲に探す旅行業者に感服しました。決して皮肉ではなく。

さて辛味大根蕎麦と桜吹雪を楽しんだ後、家内の要望で自宅近くのスーパーに立ち寄りました。いくつかの商品を持ってレジに並び、いざ支払おうとすると店員が「年齢確認のボタンを押してください」

あれ？ きょうはお酒類は買っていなかったはずだけど、と思いながら店員がカゴに入れようとしている商品をみたら、なんと・・・・みりんでした。

うーん、未成年がみりんを自由に買えるようになるとアルコール中毒が増えて大きな問題になる・・・ってありえない！

いつからみりんも年齢確認の対象になったんだろう、と思って帰宅後にネットで調べてみると、すでに数年前から「１％以上のアルコールを含むものは対象」となっていたようです。でも自宅付近のスーパーでは、私が覚えている限り今回が初めての経験でした。記憶違いかもしれませんが。

以前、ある熟年の芸能人がＴＶで、コンビニでビールを買うと年齢確認ボタンを押させられることを激怒していました。こんなジジイが未成年のわけないだろ！

私はそのとき「店員はルールどおりにやらざるをえないんだから、仕方ないでしょう」と、その芸能人の意見には賛成できませんでした。

でも、いくら何でもみりんは必要ないと言いたいのですが、まあこれもルールどおりの運用なのだから仕方ないんですね。諦めます。

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