2018/8/19
新しい蕎麦の発見に感激
【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】
今回は蕎麦のお話を。
先日新潟に行ってきました。もちろん主目的はある動物の競走を見ることでした。初日の土曜日、私はなんと絶好調で、何年ぶりか思い出せないほどの大勝ち。その日の夜、夕飯をどこで食べようか、気分よく友人と新潟駅周辺をウロウロしていたら、小さな蕎麦屋さんを見つけました。
外に出ているメニューを見ると値段は少々高そう。でも儲かったんだもんね、太っ腹でいきましょう。
カウンターとボックス席で、計20席程度しかない小ぢんまりしたお店。愛想のいい女将に勧められるままに「細めの十割蕎麦と太目の二八蕎麦のあいもり、辛味大根つき、白海老と桜海老のから揚げを添えて」を注文しました。
税込み２７００円。うーん、強気だ。
女将と話をしながら待つこと数分。出てきました。わあ、美味しそう。そしてお蕎麦を口に運んでみると・・・
もしかして・・・６７年１０か月の人生でナンバーワンのお蕎麦かも。それほどの美味しさでした。十割も二八も、そして海老も。本当に感動です。
この蕎麦を食べるためだけの目的で新潟に来てもいいかなと思ったほどでした。来ませんけど。
美味い蕎麦でさらにハイテンションになって臨んだ翌日の新潟競馬は、何年ぶりか思い出せないほどの大敗を喫しました。
舞台は変わって秋葉原。先日昭和通りを歩いていたら「新規開店」のプラカードを持ったおじさんが立っています。ラー油を入れた蕎麦のようで、店名は確か池袋や新宿で見た記憶があります。入ったことはありませんが。
興味があったので翌日の昼、行ってみました。店先の写真を見ると、つけ麺風の蕎麦で、たっぷりのネギとゴマと海苔。
これって・・・・あの港屋に似ている！ そう、テレビでもよく紹介されている西新橋の有名立ち食い蕎麦店。
どれを食べようか悩む必要はありません。肉蕎麦です。港屋でも一番人気なのですから。でも肉蕎麦の値段は港屋より２０円高い。強気だ！
この店は立ち食いではなく全員が着席でした。食べている人を見てみると、運ばれる肉蕎麦は本当に港屋の蕎麦にそっくり。テーブル上に天かすと生卵が置いてあり「ご自由にどうぞ」で、これも同じ。何だか（失礼ですけど）パクリみたい。
後で調べてみたら、同じようなつけ麺風の蕎麦を出す店は最近増えているようです。港屋の影響もあって、と書いているサイトもありました。
さて開店したばかりのこの店は、キッチンの手順が悪いようで10分以上待たされました。ランチタイムでこれだけ待つのは、客にとっても店にとってもマイナスです。改善の余地あり。
そして運ばれてきた蕎麦。美味しそうです。そして食べてみると・・・
わあ、港屋と遜色ない味！ 本家にぜんぜん負けていません。
店内の雰囲気は少し劣ります。港屋はシックな内装で美的感覚も優れているのに対し、こちらは下町のラーメン屋風で清潔感もイマイチ。値段も２０円高いし。
でも味では負けておらず、今後もぜひ利用したいと思っています。
新しい蕎麦を発見した８月でした。
|
← 新潟「大はし」の二点盛り蕎麦
|
|
写真はいずれも食べログのサイトより。
ご意見・ご質問のある方は、ぜひメールでお寄せください。必ず返信します。
toshiki.karasawa@nifty.com
私の会社のアドレス宛でも構いません。なおお送りいただいたコメントは本ページで（お名前は出さずに）紹介させていただくこともありますのでご了承ください。