2018/12/2

映画鑑賞本数の目標達成

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

今年も残すところ１か月となりました。毎年この時期には、年頭に立てた目標がどの程度達成できたかを振り返るのですが、趣味の分野では「映画館で30本の映画を観る」という目標を先週末に達成したので自分を褒めたいと思います。来年はハードルを上げて40本を目指します。

私にとってのベストムービーは、外国映画では米国中部の田舎町での事件を題材にした「スリービルボード」。差別など色々なことを考えさせられる内容で、役者たちの素晴らしい演技に圧倒されました。今年のアカデミー賞で最優秀主演女優賞と最優秀助演男優賞を受賞したほどの達者な俳優たちでした。

日本映画では「万引き家族」でしょうか。特に素晴らしかったのは子役たち。中でも６歳の女の子の演技力には唖然とするしかありませんでした。

母親からも冷たく扱われる複雑な環境で育った子という設定なのですが、たとえば最後の場面で母親から「こっちにおいで」と言われたとき、母親に甘えたい、でもまたぶたれるかも知れない、どうしよう、という葛藤に満ちた表情は演技とは思えないほど自然でした。

聞くところによると是枝裕和監督は子役には台本を渡さないそうです。家でお母さんと練習しちゃうのを避けたいとのこと。現場で初めてどんなシーンを撮るのかを伝え、相手のセリフを聞いてその場でお芝居していく、という演出方法だそうで、それが見事に功を奏した作品だと思います。

映画以外の趣味では、生まれて初めて甲子園球場で野球を観戦したことが大きな出来事です。球場の外や中をぶらぶら歩いていると、独特な雰囲気の中で様々な歴史を感じることができました。自分勝手な妄想かもしれませんが。

これで日本のプロ野球（NPB）のフランチャイズ球場で未だ行っていないのは札幌ドーム、マツダスタジアム、福岡ドームの３つとなりました。死ぬまでには制覇したいです。早くしないと日本ハムが新たな球場に移転してしまいそうだし。

最大の趣味である競馬に関しては、特にこれといったエポックはなく、例年どおり地味にお金が出て行った１年でした。でもその出費に見合う以上の楽しさを感じているので十分に幸福です。

たぶんこれ以上の大負けも大勝ちもすることなく競馬人生を終えると思います。ギャンブラーになり切れなかった、ギャンブル好きな一人の男として。

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