2019/6/2

珍しい花も特に感動なし

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

好天に恵まれたこの週末。２年ぶりに鎌倉をブラブラしてきました。

私の目的は小町通りにあるタオル専門店。今治タオルを中心とした品揃えが豊富で、ちょっと買いたいものがあったので。

家内からは「それじゃあ、ついでに東慶寺にイワガラミとイワタバコを見にいこう」との提案があり、私も「いいねえ」と賛同。

何なのかさっぱり分からず単なる生返事です。自慢じゃないけど植物にはまったく興味がないので。

北鎌倉駅を降りてさっそく私が「どこに何を見に行くんだっけ」と恐る恐る尋ねると「だから昨日言ったでしょ」と叱られました。

そのイワガラミもイワタバコも、どちらも花としては地味で、岩から直接生えているように見える不思議な植物でした。

「最盛期に見られてよかった」との家内の言葉に「そうだね。よかったね」と生相槌。

八幡宮までゆっくり歩き、境内を散歩。そこで気づいたのですが、お寺はだいたい数百円の拝観料を払う仕組みなのに対し、神社は基本的に無料なんですね。明治神宮もそうだし。植物も豊富で色々楽しめるのに、無料っていうのはお得です。

小町通りを歩くと、ここ１〜２年の間に出来たと思われる飲食店がたくさんあります。抹茶ソフトとタピオカ・ドリンクだらけのような気もしますが。

串に刺した食べ物をモグモグしながら歩いている人も多いのですが、あの串はちゃんとゴミ箱に捨ててくれるのでしょうか。

お目当てのタオル屋さんは、相変わらず店内の雰囲気が最高で店員の応対や商品の説明が素晴らしく、いい気分で買い物できました。観光客でごった返している小町通りではなくもっと相応しい場所があるのでは、とも思います。余計なお世話か。

ということでノンビリと鎌倉の町で半日を過ごしてきました。イワガラミ・イワタバコという名前は来週には忘れていると思います。家の中でその話題が出ないようにしないと。

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