2019/9/1

本物と見間違うほどの技

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

映画館で40本の映画を観るという今年の目標でしたが、８月末現在で34本なので達成はほぼ確実です。

不得意な（観る気がしない）ジャンルが多い私なのですが、今年はそれを少し減らしました。昨年までだったら観ていなかったであろう、アラジン、ライオンキングといったディズニーのミュージカル映画も勇気を振り絞って鑑賞してきました。

観ればそれなりに面白いものですね。少しアレルギーが薄くなりました。今後もこのジャンルの映画を積極的に観るかと聞かれると・・・回答は保留です。

ライオンキングで驚かされたのはCGの技術の高さです。ライオンその他の動物は本物としか思えない出来ばえで、CGだと言われなければまったく気付かないでしょう。

そのうち、様々な生き物が観客の人間の希望通りの動作をするバーチャル動物園や水族館ができてしまうのではないかと思います。

日本映画「アルキメデスの大戦」でも戦艦や、あるいは海に落ちていく乗組員にCGが使われていて、こちらのクォリティにも驚かされました。

この映画の監督、山崎貴氏は、三丁目の夕日などの作品も作った人ですが、VFX（ビジュアル・エフェクツ）を製作する会社の幹部でもあり、今後は日本でもハリウッドでも、コンピューターをフルに活用した映画製作がさらに進みそうです。

ただ私の経験では、人間の顔をCG等の技術で本物そっくりに作るのは難しそうですね。顔の表情や話す際の口の微妙な動き方など、どうしても違和感を感じてしまいます。

ライオンの顔の筋肉の動きなどは本物と見間違うほどのクオリティなのですが・・・でももしかしたら我々が勝手にそう思っているだけで、ライオンから見ると「吠える時の顔の筋肉の動きに違和感を感じる」なんて思っているかもしれませんね。

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