2020/1/5

１本目が傑作で幸先良し

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

オリンピック・イヤーの2020年を迎えました。今年の正月は例年以上にノンビリ過ごせたと思います。

ここ数年（いやもしかしたら十年以上か）、元日は必ず晴天になっているような気がします。記憶違いかもしれませんが。

２日は一人で映画鑑賞に出かけました。今年は年間50本を映画館で観る、を目標にしていて、第１号に選んだのは、「ショーシャンクの空に」という1994年に作られた作品。公開当時は観ていなかったので、ちょっと期待して行ったのですが結果は・・・

私の生涯でベスト５に入ろうかという名作でした。感激！

古い映画を上映してくれたTOHOシネマズ日本橋に感謝です。刑務所内の囚人同士の友情という題材の作品は他にもあるのですが、この作品には勝てません。

あまりに素晴らしかったので教えてあげようと友人数人に伝えたら「何度も観た」とか「大好きな映画なのでDVDも買った」とか・・・私だけ遅れてたようです。

とにかく今年の１本目が傑作だったので幸先の良いスタートが切れました。

私が映画を観ていた頃、家内は例年どおり自宅の近く（徒歩25分ぐらい）を走る箱根駅伝を見物に行っていました。私はこの分野のスポーツにはまったく興味がないので、これまでに３回しか見に行ったことがありません。もう十分です。

帰宅後、駅伝の様子を（社交辞令で）尋ねたところ、やや怒りの表情で話してくれたのは次のような内容でした。

「沿道の近くで、主催者の新聞社の旗を全員に配っている。それを持って、走って来る選手を待っていたら、大会の係員と思われる人がハンドマイクで『どうか選手たちには旗ではなく応援する声をかけてあげてください。旗をパタパタ振っても選手にとっては雑音が聞こえるだけです』と言っていた。だったら旗なんか配らなければいいのにね。ゴミになるだけだよ」

ふーん、そりゃ大変だったね、と生返事しておきました。「それは、その新聞社の旗がTV画面に映し出される宣伝効果を狙っているんだから仕方ないよ。主催者の特権だよ」などと言って議論を膨らませる必要はないのです。

私が「ショーシャンクの空に」の素晴らしさを話したときの家内の反応も単なる生返事だったので、まあお互い様です。

こんな感じで夫婦ともども、今年ものんびり、ゆっくり年相応に歩んで行きたいと思います。

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