2020/1/19

米国で２つの残念なこと

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

仕事で米国に来ています。昨日は東京と同程度の気温のサンフランシスコにいたのですが、今日からは最低気温マイナス４度のソルトレークシティ。外を数分歩いただけで身体の芯まで冷え切る感じです。

まだ２日しか経っていませんが、悪い意味で「アメリカは変わってないなあ」と感じたことが２つあります。

一つは昨日地元の友人と食事した日本食レストラン。値段が安い割に味がいいと評判の店なんだそうですが、うーん・・・まあこんなものなのだろうか。

特製弁当で、好きなおかずを一品選び（私はトンカツにしてみた）、それに大きな海老の天ぷらが４本（多すぎ！）、野菜の天ぷら少々、カリフォルニア・ロール、ライス、サラダ、みそ汁。量としては十分すぎるのですが、これに税金とチップ込みで約２千円というのはねえ。みそ汁もインスタントっぽいし、カリフォルニア・ロールはしっかり巻かれてなくてボロボロでした。

店内はほとんどが地元の（アジア系ではない）客ですが、これを美味しい和食と評価されるのは納得できません。一般的な（高級でない）日本食レストランのレベルは十年、いや二十年前と変わっていないような気がします。

もう一つは日本からの飛行機の乗務員の仕事ぶり。米国系の航空会社でしたが、最後部の乗務員の溜まり場で、本当にデカい声で話し続けていました。大きな笑い声とともに。

私はその近くの席だったのですが、注意してやろうかと思ったほどです。こういうモラルは何十年も変わっていません。

食事を配る際に通路をカートで運ぶのですが、一番下の引き出しから食べ物を取り出したあと、その引き出しを閉めるのに足を使っていました。食べ物を足で・・・

チップの対象にならないサービス業なので仕方ないのでしょうか。いかにも米国企業という感じ。

ところで機内でwifiが利用できるとのことで、その料金は１時間２ドル。飛行中ずっと使うなら割引になるのですが、私は到着の90分前ぐらいに１時間だけ使おうとアクセスしてみました。

ところが「接続中です。１分以内につながりますのでお待ちください」のメッセージが表示されたまま10分経過。結局あきらめました。

すると機内でアナウンスがあり、「当機ではwifiは使用できなくなっております」とのこと。あ、そう。じゃあいいや。サンフランシスコに着いてからローミングサービスにつなぐから。

アナウンスは続き「すでにwifiサービスを購入されたお客様には、お詫びのサービスを提供させていただきますので、後日当社のサイトにアクセスしてください」

到着後に調べたところ、私の２ドルも支払い済みとなっていました。でも返金はされず、その代わりに「１年間有効の、当航空会社の100ドル分の割引クーポンを差し上げます」とのこと。

おお、それは素晴らしい！２ドルが100ドルに化けたのか！

うーん、でも向こう１年間にこの会社の飛行機に乗る可能性はあるのかなあ？２ドル返してもらった方がよかったかも。

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