2020/3/1

愕然！米国から別請求が

【このコラムは、毎月第１日曜・第３日曜の２回、更新します】

１か月少々前にロサンゼルスで肉離れを起こして救急病院で手当てを受けたことは前々回に書きました。

保険会社の指示どおり病院で約13万円を支払い、帰国後に書類一式を送って請求したところ、無事に全額を支払っていただきました。これにて一件落着。

となるはずだったのに・・・意外な展開が待ち受けていました。

先週になって米国から２通の手紙が自宅に届きました。開けてみると、どちらも請求書だったのです。

１通は 2,058ドル（約23万円）、もう１通は 97ドル（約１万円）。唖然としてしまいました。何なんだこれは・・・

23万円の説明書きを読んでみると、病院で支払ったのはあくまで病院という設備に対する支払いで、今回の請求は医師団による診察の代金だそうで、もう１通は病院で行った検査の代金のようです。

なんじゃそれは？ 保険会社に連絡してみると、担当者も「私もそんなのは聞いたことがありません」とのこと。米国内で保険会社のデスクに電話した際も、後で別の請求が来る可能性などまったく知らされませんでした。

（病院への支払いとは別の医師の診療に対する請求書だという説明文）

とりあえず保険会社に手紙のコピーを送って何とか保険金の支払いをお願いしているのですが、すでに支払い済みの案件という位置づけなので「お支払いは難しいかも」との回答です。

米国の友人にも経緯を説明して、病院で支払った後になって医師団から別の請求書が来るというのは通常ありうることなのか、意見を聞いているところです。

さらに不可思議なのは、23万円の治療費は「３月７日までに支払えば50%OFF」と記されていたことです。 治療費にこんなバーゲンがあるなんて・・・詐欺的な請求書の可能性もゼロとは思えなくなりました。でも私が病院で記入した自宅住所がそのままの表記で宛先になっているので（住所に - が使えなかったので代わりに / を使ったら、その表記で郵送されてきた）、病院から書類が回ったことは確かなので、偽の請求書ではないと思うのですが。

いずれにせよ、仮に保険会社が負担してくれるとしても、まずは私が支払って後日それを請求する、という形になるので、おそらく「今ならお得な５割引き！」の間に支払うことになりそうです。

もし保険で賄われなければ、約12万円分の勉強をしたと思うしかないのでしょうか。

米国で病院にかかる際はご注意を。

ご意見・ご質問のある方は、ぜひメールでお寄せください。必ず返信します。
toshiki.karasawa@nifty.com
私の会社のアドレス宛でも構いません。なおお送りいただいたコメントは本ページで（お名前は出さずに）紹介させていただくこともありますのでご了承ください。